文献
J-GLOBAL ID:201002248673799161   整理番号:10A0995517

単一電子トラップ酸素空孔とドープされた窒素とに関連したNドープTiO2の可視光触媒活性の強化

Enhanced visible light photocatalytic activity of N-doped TiO2 in relation to single-electron-trapped oxygen vacancy and doped-nitrogen
著者 (7件):
資料名:
巻: 100  号: 1-2  ページ: 84-90  発行年: 2010年10月11日 
JST資料番号: W0375A  ISSN: 0926-3373  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
NドープTiO2の可視光触媒活性の起源に関する論文は多く見られるが,窒素ドーピングがどのようにしてTiO2の可視光触媒活性に影響を与えるかに関しては議論が続いている。よってNドープTiO2をNH3気流中で市販P25-TiO2の熱処理によって調製し,NドープTiO2の可視光感光性の起源を明らかにすることを試みた。得られたNドープTiO2の特性を電子スピン共鳴(ESR),X線光電子分光分析(XPS),拡散反射分光分析(DRS)及びX線回折(XRD)で解析した。その結果,NドープTiO2は三重項g値ESR信号(g=1.987,2.004及び2.024)を示した。これは一定の化学的環境下での単一電子トラップ酸素空孔(SETOVと呼ぶ)に起因する。その可視光触媒活性は三重項g値信号強度に比例する。このことはNドープTiO2の可視光触媒活性はNH3流体中での熱処理によるSETOVの形成に密接に関連していることを意味する。その上,600°Cで焼成したNドープTiO2触媒は最高の光触媒活性を有するが,700°Cで焼成した場合は光触媒活性は大幅に低下し,窒素のXPS信号を示さなかった。さらに,NドープTiO2は400-520nmの波長領域で可視光吸収を示すが,それはSETOVの形成と,アナターゼからルチルへの相変換によるものである。NドープTiO2の可視光触媒活性はTiO2マトリックスにおけるSETOVの形成と表面上のドープNの存在の両方によって決定されるものと思われる。言い換えると,TiO2マトリックス中のSETOV又は表面上のドープ窒素が存在しない場合は,NドープTiO2は可視光触媒活性を示さない;そしてSETOV濃度が高いほど可視光触媒活性は一層向上する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
光化学一般  ,  塩基,金属酸化物 

前のページに戻る