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J-GLOBAL ID：201002248716599161   整理番号：10A1546199

単独,親水性イオン液体中のチトクロームcの溶解と溶解状態

Dissolution and Dissolved State of Cytochrome c in a Neat, Hydrophilic Ionic Liquid

著者 (3件)： BIHARI Malvika (Univ. Massachusetts Amherst, Massachusetts) ,  RUSSELL Thomas P. (Univ. Massachusetts Amherst, Massachusetts) ,  HOAGLAND David A. (Univ. Massachusetts Amherst, Massachusetts)
資料名： Biomacromolecules  (Biomacromolecules)
巻： 11  号： 11  ページ： 2944-2948  発行年： 2010年11月 
JST資料番号： W1325A  ISSN： 1525-7797  CODEN： BOMAF6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 室温イオン液体,エチルメチルイミダゾリウムエチルスルファート[EMIM][EtSO₄]中におけるチトクロームcの溶解と溶解分子構造を調べた。粘度測定からチトクロームcが分子状態で溶解して,分子サイズは緩衝水溶液中の場合より大きいことを示した。UV-vis,蛍光,円二色性及びFTIRスペクトル分析結果は,溶解チトクローム分子構造が未変化二次及び摂動三次構造(ヘムFeからメチオニン配位子が脱離して,Feスピン状態には変化のない構造)から成ることを示した。さらに,[EKIM][EtSO₄]イオン液体中のチトクロームcペルオキシダーゼ活性は緩衝水溶液中の場合より~3倍高くなった。この結果は高酵素活性がイオン液体中のチトクロームcの溶液構造に起因することを示唆した。

シソーラス用語： *イオン液体 ,  *チトクロームc ,  分子構造 ,  *溶解 ,  粘度 ,  粒径 ,  二次構造 ,  三次構造 ,  ペルオキシダーゼ ,  酵素活性度
準シソーラス用語： *室温イオン液体 ,  *溶液構造【溶質】

分類 (2件)： 分子構造  (EB03020Y) ,  非水溶液  (CB05040G)

物質索引 (2件)： 1-エチル-3-メチルイミダゾリウム ,  エチルスルファート

タイトルに関連する用語 (5件)： 親水性 ,  イオン液体 ,  チトクロームC ,  溶解 ,  溶解状態