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J-GLOBAL ID：201002248884234012   整理番号：10A0850344

自動車におけるCAEの利用法と適用事例 三菱自動車における衝突解析精度向上への取り組み(プレス成形連成解析による衝突解析精度向上)

著者 (1件)： 高階克彦 (三菱自動車工業 開発本部)
資料名： 設計工学  (日本設計工学会誌)
巻： 45  号： 8  ページ： 384-387  発行年： 2010年08月05日 
JST資料番号： S0898A  ISSN： 0919-2948  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 自動車の衝突安全性開発に関係する解析精度向上の手段の1つとして,部品をプレス成形する際に発生する残留歪みと板厚変化を予測する手法を用いた取組みを紹介した。本報では,加工の影響を考慮するため,陰解法有限要素による逆解法を用いて,製品形状(解析モデル)からブランク材の展開形状を予測し,残留歪みおよび板厚分布を計算する。この方法により,衝突解析モデルをそのまま利用して,数百部品への加工の影響が短時間で計算できる。また簡易プレス成形解析の精度を把握するため,カウルトップパネルの残留歪みおよび板厚分布を詳細プレス成形解析と比較した。成形解析による残留歪みを反映した衝突解析では,複数の衝突形態について,影響を与える可能性のある幾つかの部品を選び簡易プレス成形解析を行った。衝突解析の結果,一部を除き,加工の影響を反映して変形量が減少し実験結果に近づくことが分かった。

シソーラス用語： *解析 ,  改良 ,  成形 ,  数値解析 ,  安全性 ,  残留歪 ,  変化 ,  有限要素法 ,  解法 ,  解析モデル ,  分布 ,  パネル ,  変形
準シソーラス用語： カウルトップパネル ,  プレス成形 ,  解析精度向上 ,  逆解法 ,  自動車安全性 ,  *衝突安全性 ,  *衝突解析 ,  成形解析 ,  精度向上 ,  板厚分布 ,  板厚変化 ,  連成解析

分類 (2件)： 自動車事故,交通安全  (TB01050G) ,  自動車設計・構造・材料一般  (QG03010O)

引用文献 (3件)：

• 日本総研ソリューションズ. HYCRASH Ver1.1 (rev061214) USER'S Manual. 2006
• UMEZU, Yasuyoshi. Development of JSTAMP-Works/NV and HYSTAMP for Multipurpose Multistage Sheet Metal Forming Simulation. 2005
• 高階克彦. 衝突解析におけるプレス成形時加工硬化の影響. 三菱自動車テクニカルレビュー2008. 2008, 20, 117-120

タイトルに関連する用語 (7件)： 自動車 ,  CAE ,  適用事例 ,  衝突解析 ,  精度向上 ,  プレス成形 ,  連成解析