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J-GLOBAL ID：201002248903501779   整理番号：10A0667540

ミント精油は頂端分裂組織の特異的変化によりジャガイモ発芽を誘導或いは阻害できる

Mint essential oil can induce or inhibit potato sprouting by differential alteration of apical meristem

著者 (7件)： TEPER-BAMNOLKER Paula (Volcani Center, Bet Dagan, ISR) ,  DUDAI Nativ (Agricultural Res. Organization, Ramat Yishai, ISR) ,  FISCHER Ravit (Agricultural Res. Organization, Ramat Yishai, ISR) ,  BELAUSOV Eduard (Volcani Center, Bet Dagan, ISR) ,  ZEMACH Hanita (Volcani Center, Bet Dagan, ISR) ,  SHOSEYOV Oded (Hebrew Univ. Jerusalem, Rehovot, ISR) ,  ESHEL Dani (Volcani Center, Bet Dagan, ISR)
資料名： Planta  (Planta)
巻： 232  号： 1  ページ： 179-186  発行年： 2010年06月 
JST資料番号： C0607A  ISSN： 0032-0935  CODEN： PLANAB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 阻害用量のミント(Mentha spicata L.)精油(MEO)及びその活性成分R-カルボンによるジャガイモ塊茎先端芽への特異的な組織障害,及び低用量での発芽誘導について解析した。阻害濃度のMEOで処理すると発芽を完全に阻害したが塊茎表皮は障害が見られず,MEOの発芽阻害は塊茎の軟化及び重量消失の遅延によることを示唆した。この阻害作用は水での洗浄で消失し,MEO処理で芽分裂組織の壊死を起こしたが数週後同一発芽眼で腋芽の成長が誘導された。GC-MSの結果,MEOの73%がR-カルボンであり,その作用から活性成分はR-カルボンであること,低用量のMEO或いはR-カルボンで処理すると初期腋芽発芽を誘導すること,処理後5日で(4R,6S)-トランスカルベオール,(1R,2S.4R)-ネオ-ジヒドロバルベオールが阻害用量で処理した塊茎芽で見られることから,R-カルボンが生物分解されることを示唆した。

シソーラス用語： ハッカ属 ,  香辛料 ,  ジャガイモ ,  *精油 ,  分裂組織 ,  *発芽阻害剤 ,  腋芽 ,  生物分解 ,  発芽 ,  *発芽促進剤 ,  *濃度依存性 ,  塊茎 ,  ジエン ,  エノン ,  脂環式ケトン
準シソーラス用語： Mentha spicata

分類 (1件)： 発生,成長,分化  (EH02030U)

物質索引 (1件)： (R)-カルボン

タイトルに関連する用語 (6件)： ミント ,  精油 ,  ジャガイモ ,  発芽 ,  誘導 ,  阻害