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J-GLOBAL ID：201002248938462130   整理番号：10A0743513

アクチンと血清反応因子は微小環境からの物理的手掛かりを変換し,表皮幹細胞運命の決定を調節する

Actin and serum response factor transduce physical cues from the microenvironment to regulate epidermal stem cell fate decisions

著者 (9件)： CONNELLY John T. (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR) ,  GAUTROT Julien E. (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR) ,  TRAPPMANN Britta (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR) ,  TAN David Wei-Min (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR) ,  DONATI Giacomo (CRUK Cambridge Res. Inst., Cambridge, GBR) ,  HUCK Wilhelm T. S. (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR) ,  HUCK Wilhelm T. S. (Radboud Univ. Nijmegen, Nijmegen, NLD) ,  WATT Fiona M. (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR) ,  WATT Fiona M. (CRUK Cambridge Res. Inst., Cambridge, GBR)
資料名： Nature Cell Biology  (Nature Cell Biology)
巻： 12  号： 7  ページ： 711-718  発行年： 2010年07月 
JST資料番号： W1369A  ISSN： 1465-7392  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヒト毛包間表皮は多層の角化細胞で構成し,その増殖は基底膜として知られる細胞外マトリックス(ECM)に接着した基底細胞層で起こる。今回,微小パターン化表面法を用い,ECM接触がヒト表皮幹細胞を駆動し最終分化を開始するシグナル伝達系を同定した。I型コラーゲンの円状アイランド(直径20μm)に角化細胞を入れると,細胞は特異的にコラーゲンアイランドに接着し,大アイランド(50μm)の細胞より高頻度で分化した。分化はECM組成や密度に依存しなかった。アクチン細胞骨格は,血清反応因子(SRF)転写活性を調節することにより形状誘発分化を仲介した。SRFあるいはその共因子MALのノックダウンは分化を抑制したが,MALの過剰発現はSRF活性とインボルクリン発現を刺激した。SRF標的遺伝子FOSとJUNBは分化に必要であった。本知見は生物物理的手掛かりがどのように転写反応に変換し表皮細胞運命を決定するかを示すと結論した。

シソーラス用語： *アクチン ,  細胞外マトリックス ,  幹細胞 ,  細胞分化 ,  細胞情報伝達 ,  コラーゲン ,  ケラチン細胞 ,  転写【遺伝】 ,  膜タンパク質 ,  *DNA結合タンパク質 ,  *転写因子 ,  遺伝子ターゲティング ,  癌遺伝子 ,  *細胞生理 ,  表皮 ,  アクチンフィラメント ,  細胞骨格 ,  大環状化合物 ,  芳香族化合物 ,  ラクタム ,  ジエン ,  脂肪族カルボン酸 ,  オレフィン化合物 ,  カルボン酸エステル ,  ヒドロキシケトン ,  ポリオール ,  窒素複素環化合物 ,  ラクトン ,  架橋化合物 ,  ヘミアセタール ,  硫黄複素環化合物 ,  ヒドロキシ化合物
準シソーラス用語： 1型コラーゲン ,  fos遺伝子 ,  JunB ,  MAL ,  *SRF ,  インボルクリン ,  ノックダウン ,  血清反応因子 ,  *細胞運命 ,  転写活性 ,  微小環境 ,  表皮幹細胞 ,  アクチン細胞骨格

分類 (2件)： 生物学的機能  (EB03040U) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

物質索引 (5件)： Y-27632 ,  サイトカラシンD ,  ジャスプラキノリド ,  ラトルンクリンA ,  AG-1478

タイトルに関連する用語 (7件)： アクチン ,  血清反応因子 ,  微小環境 ,  物理 ,  手掛かり ,  表皮幹細胞 ,  調節