抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
放射線計測信号処理においてTOT(Time Over Threshold)を用いた方式はADCを用いた波高値計測方式に比べると回路が単純であり,信号ラインが少ない,消費電力が小さいなどの利点が存在する。今後低電圧化が進むASICにおいてADCが不要となるためさらなる微細化が可能であり,また読み出しラインが1ビットとなるため,PETなどのマルチチャネルのシステムに最適である。しかし,従来のTOT方式では電荷とパルス幅の関係が非線形であり直線性に問題があるため,補助的にのみ使用されてきた。本論文では新規に動的に閾値を変化させることで直線性,ダイナミックレンジを改善するdynamic TOT方式の原理と実験について紹介する。(著者抄録)