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J-GLOBAL ID:201002249082176714   整理番号:10A0124351

妊娠中の喫煙:母親および新生児における染色体転座と表現型感受性

Cigarette smoking during pregnancy: Chromosome translocations and phenotypic susceptibility in mothers and newborns
著者 (7件):
資料名:
巻: 696  号:ページ: 81-88  発行年: 2010年02月01日 
JST資料番号: C0520A  ISSN: 0027-5107  CODEN: MRFMEC  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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構造的染色体異常に及ぼす妊娠中母親の喫煙効果に関して,母親239人と彼女らの新生児241人由来の末梢血リンパ球を用いて評価し,妊娠中の喫煙,遺伝的感受性と人種が転座を含む染色体異常と関連するか否かを決定した。人口動態情報と喫煙データはアンケートを通じて得た。コーカサス系アメリカ人119名,アフリカ系アメリカ人118名,およびアジア系アメリカ人2名を供試した。平均母性年齢は24.9±5.8歳(平均±S.D.)である。コーカサス系アメリカ人の39%およびアフリカ系アメリカ人の45.5%は妊娠兆侯期間に活発な喫煙者であることを自己申告した。一日当りのタバコ喫煙平均本数はコーカサス系アメリカ人とアフリカ系アメリカ人でそれぞれ2.65±5.75および1.37±3.17であった。胎盤の母親側と胎児側由来の末梢血リンパ球を採取し,全染色体彩色により染色体異常を診断した。同じ血液試料の分割部分をまたin vivoブレオマイシンのチャレンジアッセイに供し遺伝的感受性を評価した。母親と新生児両方のリンパ球の自然発生的転座頻度は喫煙,社会経済的地位や教育と関連しない。喫煙無効果はこれらの被験者のタバコ使用が少ないことによるのであろう。母親および新生児集団における平均的ブレオマイシン誘導性損傷は細胞当りのDNA切断数がそれぞれ0.37±0.27および0.15±0.14であり,その差異は高度に有意である(p<0.0001)。染色体彩色測定による新生児における,ブレオマイシン感受性と染色体異常頻度には正の相関性があった:二動原体および断片p≦0.0007,転座p≦0.002。コーカサス系アメリカ人新生児は,彩色で測定した二動原体および断片,とブレオマイシン感受性とに有意な相関性を示した(p≦0.0002)が,アフリカ系アメリカ人新生児には相関性はなかった。本研究の結果は,アフリカ系アメリカ人とコーカサス系アメリカ人に差異を認めるものの,人種は新生児と母親における染色体損傷の主要起因にはならないであろう。しかし妊娠女性の末梢血リンパ球は新生児に比較し,遺伝的損傷に感受性である。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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人間に対する影響  ,  たばこ 

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