抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ナノサイズの金属構造を,ホストとする物質中に無数に集積化してつくった人工光物質であるプラズモニック・メタマテリアル(メタマテリアル)を紹介する。メタマテリアルを使うことで比透磁率を1.0から変化させることができ,光の周波数で変化する磁場に応答できる人工的な磁性を物質に与えることになる。メタマテリアルを使って比透磁率を操作した物質を作り,その界面で発生するP偏光とS偏光のブリュースター現象を使って物質界面における光の反射を偏光状態に関係なく抑制できる素子が得られる。物質に人工的な磁性を与え,透磁率の操作を可能にするメタマテリアル技術は,透磁率方向に大きな制約を受けている自然界の物質の光学特性を大幅に拡張し,これまでの光学理論では考えられない光学現象を生み出す力を持つ。