文献

J-GLOBAL ID：201002249228970752   整理番号：10A1079686

滋賀県における農耕地土壌の実態と変化(第2報)土壌理化学性の変化と施肥の実態

Status and Changes of Cultivated Soil Properties in Shiga Prefecture (Report 2) Changes of Soil Physicochemical Properties and Status of Fertilizer Application

著者 (5件)： 堀田悟 (滋賀県農業技術振興セ) ,  園田敬太郎 (滋賀県農業技術振興セ) ,  武久邦彦 (滋賀県農業技術振興セ) ,  西堀康士 (滋賀県農業技術振興セ) ,  山田善彦 (滋賀県農業技術振興セ)
資料名： 滋賀県農業技術振興センター研究報告  (Bulletin of the Shiga Prefecture Agricultural Technology Promotion Center)
号： 49  ページ： 33-43  発行年： 2010年03月 
JST資料番号： Z0270A  ISSN： 1881-4735  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 滋賀県では土壌・肥培管理の実態,理化学性の変化を継続調査している。本稿では,過去の調査結果に,1999~2003年の土壌分析結果を加え,土壌理化学性の変化,施肥の実態について考察した。農耕地の約92%を占める水田では,塩基飽和度と遊離酸化鉄が目標値を下回った地点は各々51.8,52.2%あった。一方,可給態りん酸は55.3%の地点で目標値を上回り,りん酸は蓄積傾向にあった。窒素,りん酸,カリの施肥量は減少しているが生産力は低下しておらず,肥料利用率が向上していると考えられた。畑地,樹園地の土壌理化学性は土壌群や地目で異なっていた。堆肥,肥料の過剰施用が見られ,適正な土づくり,施肥管理が必要と考えられた。

シソーラス用語： 水田 ,  畑地 ,  樹園地 ,  *土壌特性 ,  *施肥 ,  塩基飽和度 ,  酸化鉄 ,  生産能力 ,  比率 ,  *農地 ,  滋賀県 ,  永年変化
準シソーラス用語： 可給態りん酸 ,  肥料利用率 ,  遊離酸化鉄

分類 (3件)： 土壌学一般  (FB04010V) ,  施肥法・肥効  (FB05030Y) ,  作物栽培一般  (FC03010R)

引用文献 (22件)：

• 岡本將宏・大橋恭一・長谷川清善・西川吉和, 1986. 機械移植水稲の施肥配分が物質生産と窒素収支に及ぼす影響 (第1報) 生育経過と窒素吸収について. 滋賀県農業試験場研究報告. 27: 1-16.
• 小原洋・中井信, 2004. 農耕地土壌の可給態リン酸の全国的変動-農耕地土壌の特性変動 (II). 日本土壌肥料學雜誌. 75(1): 59-67.
• 神田美奈子・野上雅弘・小谷佳史・水澤靖弥・松田隆一・平井滈一, 2005. 水田の汎用化に伴う土壌変化. 平成17年度関東東海北陸農業研究成果情報.
• 小林敏正・小森信明・徳田裕二, 2004. 施肥改善および水管理の適正化によるグライ土水田からの栄養塩類等の流出負荷軽減対策. 滋賀県農業試験場研究報告. 45: 13-36.
• 佐波哲次・山下正隆・武弓利雄, 1995. 土壌pH条件の違いがチャ種子根の生長に及ぼす影響. 日本作物学会九州支部会報. 61: 57-59.

タイトルに関連する用語 (4件)： 滋賀県 ,  耕地土壌 ,  土壌 ,  施肥