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J-GLOBAL ID：201002249297614674   整理番号：10A0993742

造核剤としてTa₂O₅を用いたLi₂O-Al₂O₃-SiO₂ガラスセラミックの結晶化機構と微細構造発生

Crystallization mechanism and microstructure evolution of Li₂O-Al₂O₃-SiO₂ glass-ceramics with Ta₂O₅ as nucleating agent

著者 (4件)： LI Yaohui (Tsinghua Univ., Beijing, CHN) ,  LIANG Kaiming (Tsinghua Univ., Beijing, CHN) ,  XU Bo (Tsinghua Univ., Beijing, CHN) ,  CAO JianWei (Tsinghua Univ., Beijing, CHN)
資料名： Journal of Thermal Analysis and Calorimetry  (Journal of Thermal Analysis and Calorimetry)
巻： 101  号： 3  ページ： 941-948  発行年： 2010年09月 
JST資料番号： H0095C  ISSN： 1388-6150  CODEN： JTHEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 造核剤のTa₂O₅含有量が0~6mol%のLi₂O-Al₂O₃-SiO₂ガラスセラミックを調製し,結晶化機構と微細構造を比較した。結晶化速度と相転移,微細構造発生及び結晶粒成長挙動を示差熱分析,X線回折分析,走査電子顕微鏡法で評価した。Ta₂O₅含有量の2から6mol%への増加に伴って結晶化の活性化エネルギーが297.73から218.66kJ mol^-1に減少し,Avrami指数は1.76から3.39に増大した。これらは結晶化機構が表面結晶化からバルク結晶化へ変化したことを示している。Ta₂O₅含有量は微細構造にも影響し,2mol%のガラスセラミックでは二次元結晶化により樹枝状結晶クラスタと層状構造が生じ,4mol%試料ではバルク結晶化機構で微細粒構造が生成した。核形成と結晶化に対するTa₂O₅の効果は結晶成長の核としての微細な結晶前駆体相(Ta₂O₅)の析出に起因すると考えられる。

シソーラス用語： *酸化リチウム ,  *アルミナ ,  *酸化ケイ素 ,  *酸化タンタル ,  *ガラスセラミック ,  添加剤 ,  結晶核形成 ,  *結晶化 ,  晶析速度 ,  反応機構 ,  *微細構造 ,  結晶構造 ,  結晶成長 ,  活性化エネルギー ,  樹枝状結晶 ,  層状組織 ,  *示差熱分析 ,  X線回折分析 ,  電子顕微鏡観察
準シソーラス用語： 結晶化速度 ,  酸化タンタル(V) ,  走査電子顕微鏡法 ,  造核剤

分類 (4件)： ガラスの性質・分析・試験  (YC02030Z) ,  セラミック材料試験  (HB04000M) ,  酸化物の結晶成長  (BK13050I) ,  無機物質の各種分析一般  (CC08021Z)

タイトルに関連する用語 (8件)： 造核剤 ,  Ta2O5 ,  Li2O ,  Al2O3 ,  SiO2 ,  ガラスセラミック ,  結晶化 ,  微細構造