抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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フォレストエナジー門川(以下FE門川)は近隣製材所等より収集した樹皮を圧縮成型した「バイオペレット」の製造/販売を行っている。バイオペレットは主に,発電用の燃料として石炭と3~5%(カロリーベース)の混合率にて燃焼される場合が多く供給と性状の安定性が求められる。バイオマスをペレット化するメリットは,「かさ比重の増加」と「性状の安定化」であり,これらのことから,海上および陸路での大量輸送と工業製品としての仕様決定,規格化が可能となる。バイオペレットを工業製品として流通させる場合,貯蔵中の熱挙動の把握は非常に重要であり,FE門川では,バイオペレットが吸湿し高含水率化することにより,発酵発熱と可燃性ガスが発生することを知見として得ている。既存の火力発電所では,石炭とバイオマスの混焼について推進する傾向にある。FE門川においても,「工業製品」としてのバイオペレットを安定的かつ安全に生産すべく鋭意努力している。(著者抄録)