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J-GLOBAL ID：201002249746480670   整理番号：10A0391770

新・私の古生物誌(7)-生きている化石カモノハシ(その1)-

著者 (1件)： 福田芳生
資料名： Chemical Times  (Chemical Times)
巻： 2010  号： 2  ページ： 13-16  発行年： 2010年04月01日 
JST資料番号： G0724A  ISSN： 0285-2446  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： カモノハシは卵で繁殖し体の仕組みは先祖の爬虫類に似て原始的なところがあり,哺乳類の進化過程を考える際に大変興味深い動物とされている。19世紀ヨーロッパにおけるカモノハシの発見時のエピソード,身体特徴,行動および生態について記述した。カモノハシは現在オーストラリア東部やタスマニア島に分布し,体長40~50cm,重量1~2kgで,形態的にはカワウソのような毛皮,カモのようなくちばし,ビーバーのような平らな尾が特徴である。歯は幼若期に消失し,その過程は原始哺乳類と類似している。クイーンズランドで発見された約1500万年(中新世中期)のカモノハシの頭骨化石には臼歯が存在しており,食性などとの関連が類推されている。

シソーラス用語： タスマニア州 ,  *単孔類 ,  動物化石 ,  生物進化 ,  *古生物 ,  古生態
準シソーラス用語： *カモノハシ

分類 (2件)： 新生代  (DE03040C) ,  動物生態学一般  (EE03010W)

タイトルに関連する用語 (3件)： 古生物 ,  化石 ,  カモノハシ