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J-GLOBAL ID：201002249763142176   整理番号：10A0850668

二元Ag₂Teの無次元熱電性能指数の大幅増大

Significant enhancement of the dimensionless thermoelectric figure of merit of the binary Ag₂Te

著者 (4件)： CAPPS J. (Clemson Univ., SC, USA) ,  DRYMIOTIS F. (Clemson Univ., SC, USA) ,  LINDSEY S. (Clemson Univ., SC, USA) ,  TRITT T. M. (Clemson Univ., SC, USA)
資料名： Philosophical Magazine Letters  (Philosophical Magazine Letters)
巻： 90  号： 9  ページ： 677-681  発行年： 2010年09月 
JST資料番号： T0360A  ISSN： 0950-0839  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 熱電材料の効率に相当する無次元性能指数ZTは,ZT=α²T/ρκ(αは熱電力,ρは電気抵抗率,κは全熱伝導率)として定義する。従って,高い熱電係数を得るには低い熱伝導率が不可欠である。本稿では,Ag₂Teの熱電効率が,電気抵抗率の大幅低下により,高純度元素で合成した緻密試料において大幅に改良できることを実証した。結果は,Ag₂Teが,特に500~700Kの温度範囲において,高温熱電応用に使用できることを示唆した。その熱電係数はPbTeに匹敵するが,さらにAg₂Teは機械的に安定しており,試料はロバスト,緻密で,切断と研摩過程の間に亀裂や破壊を起こさない。Ag濃度とドーピングの微調整を含めてさらに操作すれば,より高いZT値さえ得られる。

シソーラス用語： 二元合金 ,  *銀化合物 ,  *テルル化物 ,  金属間化合物 ,  無次元数 ,  *熱電効果 ,  性能指数 ,  熱電材料 ,  電気抵抗率 ,  熱伝導率 ,  電力 ,  効率 ,  高純度金属 ,  係数 ,  テルル化鉛 ,  機械的性質 ,  ロバスト性 ,  緻密化 ,  亀裂 ,  破壊 ,  ドーピング ,  濃度

分類 (1件)： 金属の電子伝導一般  (BM03031E)

タイトルに関連する用語 (1件)： 熱電性能指数