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J-GLOBAL ID：201002249770035962   整理番号：10A0459914

NMDA受容体のNR1サブユニットは脳血管内皮細胞バリアを通る単球の透過移動を調節している

The NR1 subunit of NMDA receptor regulates monocyte transmigration through the brain endothelial cell barrier

著者 (8件)： REIJERKERK Arie (VU Univ. Medical Center, Amsterdam, NLD) ,  KOOIJ Gijs (VU Univ. Medical Center, Amsterdam, NLD) ,  VAN DER POL Susanne M. A. (VU Univ. Medical Center, Amsterdam, NLD) ,  LEYEN Thomas (VU Univ. Medical Center, Amsterdam, NLD) ,  LAKEMAN Kim (VU Univ. Medical Center, Amsterdam, NLD) ,  VAN HET HOF Bert (VU Univ. Medical Center, Amsterdam, NLD) ,  VIVIEN Denis (Univ. Caen, Caen, FRA) ,  DE VRIES Helga E. (VU Univ. Medical Center, Amsterdam, NLD)
資料名： Journal of Neurochemistry  (Journal of Neurochemistry)
巻： 113  号： 2  ページ： 447-453  発行年： 2010年04月 
JST資料番号： B0504B  ISSN： 0022-3042  CODEN： JONRA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 血液脳関門(BBB)を構成する脳血管内皮細胞を通る単球の移動とNMDA受容体との関連を検証した。組み換えオリゴデンドロサイト糖蛋白質を用いて誘発した自己免疫脳ミエリン症マウスの脳血管内皮細胞にはNMDA受容体のサブユニット1(NR1)が発現していることを確認した。ヒト培養血管内皮細胞でもNR1の発現を認め,更に,これがtPA誘発のERK活性化を仲介していることを証明した。次いで,脳血管内皮細胞培養標本において,初代培養単球は内皮細胞を透過して移動することを確認し,この移動が,NMDA受容体遮断薬のMK-801又はtPA遮断薬で抑制されることを認めた。更に,単球の化学誘引物質MCP-1で誘導した単球の移動はNR1の組み換えN末端ドメインの添加で完全に遮断された。これらから著者等は,BBBを透過する単球の移動はNMDA受容体のNR1サブユニットで調節されていると結論した。

シソーラス用語： *血液脳関門 ,  血管内皮細胞 ,  NMDA受容体 ,  タンパク質 ,  サブユニット ,  単球 ,  膜透過 ,  *細胞移動 ,  組換タンパク質 ,  オリゴデンドログリア ,  糖タンパク質 ,  自己免疫病 ,  脳炎 ,  マウス ,  病態モデル ,  t-PA【酵素】 ,  ERK【酵素】 ,  初代培養 ,  走化性因子 ,  MCP-1 ,  免疫沈降反応 ,  窒素複素環化合物 ,  架橋化合物 ,  芳香族縮合化合物
準シソーラス用語： NR1 ,  N末端 ,  ドメイン ,  ミエリン蛋白質 ,  化学誘引物質 ,  自己免疫性脳炎

分類 (2件)： 血管系  (EJ04030O) ,  細胞膜の受容体  (EF04030C)

物質索引 (1件)： MK-801

タイトルに関連する用語 (8件)： NMDA受容体 ,  NR1 ,  サブユニット ,  脳血管内皮細胞 ,  バリア ,  単球 ,  透過 ,  調節