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J-GLOBAL ID：201002249774337793   整理番号：10A1046884

固体色素増感太陽電池のための高分子テンプレートを用いたナノ結晶チタニアネットワーク

Polymer templated nanocrystalline titania network for solid state dye sensitized solar cells

著者 (3件)： BRENDEL Johannes C. (Univ. Bayreuth, Bayreuth, DEU) ,  LU Yan (Univ. Bayreuth, Bayreuth, DEU) ,  THELAKKAT Mukundan (Univ. Bayreuth, Bayreuth, DEU)
資料名： Journal of Materials Chemistry  (Journal of Materials Chemistry)
巻： 20  号： 34  ページ： 7255-7265  発行年： 2010年09月14日 
JST資料番号： W0204A  ISSN： 0959-9428  CODEN： JMACEP  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 球状高分子電解質ブラシ(SPB)をテンプレートとする新しい合成法を用い,細孔サイズ制御的にナノ結晶TiO₂ネットワークを作製した。SPBはポリスチレン(PS)コア(半径74nm)に長さ約200nm程度の高分子電解質(ポリスチレンスルホン酸ナトリウム)を光乳化重合することにより得た。SPBをエタノール中に分散し,これに水,次いでオルトチタン酸テトラエチル(TEOT)のエタノール溶液を加え,TEOTをアニオンブラシ中で加水分解することにより12~20nmの大きさのアナターゼナノ結晶とSPBの複合体(SPB-TiO₂)を得た。導電性基板上にSPB-TiO₂膜を形成し,これを250°C,次いで500°Cでか焼することにより,堅固なTiO₂ナノ結晶ネットワークを形成することができた。形成されたネットワーク中の細孔サイズならびに壁の厚さは,それぞれPSコアの大きさとブラシ内で加水分解されたTiO₂量に依存することが分かった。この方法で得たTiO₂ナノ結晶ネットワークを電子輸送層とする固体色素増感太陽電池(SDSC)を作製した。試作したSDSCの電力変換効率は最大0.8%であった。

シソーラス用語： *太陽電池 ,  *酸化チタン ,  化学合成 ,  高分子ブラシ ,  *ナノ結晶 ,  *ネットワーク構造 ,  ナノ構造 ,  加水分解
準シソーラス用語： チタニア ,  テンプレート合成 ,  *色素増感太陽電池 ,  電子輸送層

分類 (4件)： 太陽電池  (NC03084O) ,  電気化学一般  (CB07010N) ,  光化学一般  (CB08010U) ,  塩基,金属酸化物  (CD01030Z)

タイトルに関連する用語 (5件)： 固体 ,  色素増感太陽電池 ,  高分子 ,  テンプレート ,  ナノ結晶チタニア