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J-GLOBAL ID：201002249807614321   整理番号：10A1200548

状態分離と変数値多重予測を利用した投機的並列処理

Speculative Parallelization Using State Separation and Multiple Value Prediction

著者 (3件)： TIAN Chen (Univ. California, CA) ,  FENG Min (Univ. California, CA) ,  GUPTA Rajiv (Univ. California, CA)
資料名： ACM SIGPLAN Notices (Association for Computing Machinery. Special Interest Group on Programming Languages)  (ACM SIGPLAN Notices (Association for Computing Machinery. Special Interest Group on Programming Languages))
巻： 45  号： 8  ページ： 63-72  発行年： 2010年08月 
JST資料番号： D0915A  ISSN： 0362-1340  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： シーケンシャルプログラムからのスレッドレベル並列処理の抽出は,マルチコアプロセッサの性能改良にとって重要である。マニュアルのコード並列化は時間がかかり,誤り易いためコンパイラベースの自動並列化が注目される。しかし頻発する交差反復依存性によるループが障害となり,既存技法は実行速度を向上できない。シーケンシャルプログラムにおけるループを投機的に並列化するために,状態分離と変数値多重予測を利用したコンパイラ技法を提案した。基軸概念は,交差反復依存性に含まれる変数値の多重予測に基づいて,ループ反復の多重バージョンを生成することにある。本技法は純粋にソフトウェアに実装でき,頻発する交差反復依存性の解決して連続ループ反復間の並列処理を利用できる。実験の結果,10のベンチマーク上で1.7倍の速度向上を達成した。

シソーラス用語： *並列処理 ,  *先回り制御 ,  シーケンシャル処理 ,  *マルチプロセッサシステム ,  *コンパイラ ,  依存性 ,  ループ構造 ,  マルチスレッド ,  記憶管理 ,  モデリング ,  データパス ,  性能評価 ,  符号変換
準シソーラス用語： 投機的実行制御

分類 (1件)： 言語プロセッサ  (JD03040F)

タイトルに関連する用語 (5件)： 変数 ,  多重 ,  予測 ,  投機 ,  並列処理