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J-GLOBAL ID：201002249829584876   整理番号：10A1146481

ポリエチレンテレフタレート射出成形物の破壊挙動に及ぼす微細亀裂の影響

Effects of hairline cracks on the fracture behavior of polyethylene terephthalate injection moldings

著者 (3件)： OGAZI-ONYEMAECHI Bernard C (Kyoto Inst. of Technol., Kyoto, JPN) ,  LEONG Yew Wei (Kyoto Inst. of Technol., Kyoto, JPN) ,  HAMADA Hiroyuki (Kyoto Inst. of Technol., Kyoto, JPN)
資料名： Polymer Journal  (Polymer Journal)
巻： 42  号： 11  ページ： 887-895  発行年： 2010年11月 
JST資料番号： F0612A  ISSN： 0032-3896  CODEN： POLJB8  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 微細亀裂は,大部分の射出成形部品で見つかる微細な欠陥である。射出成形品(特にポリエチレンテレフタレート(PET))の破壊モードに及ぼすそのような微細亀裂の影響は,まだ十分に理解されていない。PETの遅い結晶化性質は,それが射出成形されるとき,特徴のあるスキン-コア構造結果をもたらす。微細亀裂深さをコントロールすることによって,クラック先端を,成形物スキン域内に位置させることができる。微細亀裂を持つPET試験片の引張り応力加重時の破壊挙動が,亀裂深さだけでなく亀裂先端が位置している領域にも依存していることがわかった。標準的なv-ノッチについての前の研究とは対照的に,非常に浅い微細亀裂が,PET部品の壊滅的な破壊をもたらした。スキンコアに沿った結晶度分布が,材料のノッチ感受性に影響を及ぼすことがわかった。ホットオイル中での試験片アニーリングにより,サンプル中に結晶化最外部スキン(プソイドスキンと呼ばれる)を発生させ,内部応力を除去することが期待された。これは,スキン-コア比率を変えて微細亀裂を持つ試料の強度に及ぼすその影響を評価することを目的としていた。結果は,アニーリングがプソイド-スキン層をつくり,材料の強さを改善することを明らかにするものであった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *ポリエチレンテレフタレート ,  *射出成形 ,  焼なまし ,  *微小亀裂 ,  応力集中 ,  切欠き ,  *破壊強さ ,  複屈折 ,  結晶度 ,  応力歪曲線

分類 (1件)： 高分子固体の力学的性質  (CG02023D)

引用文献 (7件)：

• OGAZI-ONYEMAECHI, B. C. Crack propagation behavior and toughness of V-Notched polyethylene terephthalate injection moldings. J. App. Pol. Sc. 2010, 116, 132-141
• SANCAKTAR, E. Evaluation of processing effects in injectionmolded amorphous and crystalline thermoplastics using an Excimer Laser. J. App. Pol. Sc. 2006, 101, 258-268
• CHAPLEAU, N. Impact modification of poly(ethylene terephthalate). J. App. Pol. Sc. 2003, 90, 2919
• TAKANO, M. The notch sensitivity of polymeric materials. J. App. Pol. Sc. 1976, 20, 2193-2207
• ZHAO, J. The effect of annealing on the subsequent cold crystallization of amorphous poly(ethylene terephthalate). Euro. Pol. J. 2002, 38, 645-648

タイトルに関連する用語 (4件)： ポリエチレンテレフタレート ,  射出成形物 ,  破壊挙動 ,  微細亀裂