抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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化石燃料に代る次世代クリーンエネルギーとして注目されている水素エネルギーについて,福岡県の積極的な取組み状況を紹介した。福岡県の強みの一つは,水素エネルギーの世界的な研究開発拠点となっている九州大学の存在である。さらに北九州市の製鉄所などから,将来の水素供給源として期待される副生水素が多量に発生し,パイプラインによる輸送などを経験している。また自動車工業をはじめ多様な産業が集中していることも強みの一つである。このような背景の下で,水素エネルギーに関連する多様な活動を行うべく,「福岡水素戦略(Hy-Life)プロジェクト」を展開している。2004年には本分野における日本初の産学官連携組織「福岡水素エネルギー戦略会議」を設立した。先導的な社会実証として,家庭用燃料電池を集中配置する「福岡水素タウン」,および水素ステーションを設置して水素利用自動車の走行実験を行う「水素ハイウェイ」を実施中である。さらに人材育成,情報拠点の構築,産業の育成など,水素エネルギーに関連するさまざまな活動を行っている。