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J-GLOBAL ID：201002249906429978   整理番号：10A0606323

粒配向とカラーエッチングのシェードとの相関

Correlation between grain orientation and the shade of color etching

著者 (2件)： SZABO Peter J. (Budapest Univ. of Technol. and Economics, Dep. of Materials Sci. and Engineering, H-1111 Budapest, Bertalan L. u. 7, HUN) ,  KARDOS I. (ISD DUNAFERR Co. Ltd., Innovation Direction, H-2400 Dunaujvaros, Vasmue ter 1-3, HUN)
資料名： Materials Characterization  (Materials Characterization)
巻： 61  号： 8  ページ： 814-817  発行年： 2010年08月 
JST資料番号： D0448C  ISSN： 1044-5803  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： カラーエッチングは,粒をよく観察できるようにするだけでなく,自動画像分析機にも識別可能にすることのできる極めて有用な金属組織学的技術である。カラーエッチングでは,試料表面に薄いフィルムが形成される。この層の厚さは,可視光線の大きさ程度であり,金属-フィルム境界とフィルム表面の両方で光が反射するため,干渉が発生する。白色光線の波長成分は排除され,表面ではその補色が観察される。厚さの変化に伴い,色も粒ごとに変化する。フィルムの厚さは,いくつかの因子に依存するが,主にその相の型に依存する。単相材料の表面では異なる色合いを観察することが可能であるが,その現象は,粒の異なる結晶学的配向に起因する。本論文は,鋳鉄について,カラーエッチングと電子後方散乱回折(EBSD)とを組合せて研究した結果を示すものである。すなわち,ねずみ鋳鉄試片の表面のある領域をエッチングした,色は,そのルミネッセンスと赤,緑,青の各強度で識別した。同領域でEBSDによる配向マップを作成し,個々の粒の配向を決めた。その結果,ルミネッセンスと赤,緑,青の各色強度,試片法線と<100>方向との角度,との間には強い相関があることが分かった。一方,カラーパラメータと<110>方向ならびに<111>方向との間にはそのような相関はなかった。このことは,フィルム厚さが,結晶の<100>方向に敏感であることを示している。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *エッチング ,  結晶方位 ,  球状黒鉛鋳鉄 ,  金属組織学 ,  薄膜 ,  可視光 ,  光干渉 ,  白色光 ,  ねずみ鋳鉄 ,  ルミネセンス ,  赤 ,  緑 ,  青 ,  膜厚 ,  電子回折 ,  画像分析
準シソーラス用語： EBSD

分類 (1件)： 金属組織観察法  (WB01010R)

タイトルに関連する用語 (5件)： 配向 ,  カラー ,  エッチング ,  シェード ,  相関