文献

J-GLOBAL ID：201002249910648862   整理番号：10A0380263

高分子シミュレーションにおけるマルチスケールモデリングと粗視化の方法

Multi-Scale Modeling and Coarse-Graining Procedure for Computational Polymer Science

著者 (2件)： 兵頭志明 ((株)豊田中央研究所) ,  土井正男 (東京大学大学院)
資料名： 高分子論文集  (Japanese Journal of Polymer Science and Technology)
巻： 67  号： 3  ページ： 164-178 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： G0122A  ISSN： 0386-2186  CODEN： KBRBA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高分子シミュレーションにおけるマルチスケールモデリングと粗視化の方法について,特に散逸粒子動力学法などの粗視化粒子の運動方程式を解く方法と動的密度汎関数法などの密度分布関数の時間発展を解く方法の比較,検討を行い,主にこれまで筆者らが報告してきた結果を基にこれらの原理的な差異について議論した.微視的な背景を有する粗視化粒子の方法と巨視的な基礎方程式に基づく密度分布の方法とは互いに情報変換できる可能性があるが,依然として大きなギャップが存在していることが結論された.的確な比較検討を積み重ねることで,より定量的なマルチスケールモデリングに近づけると考えられる.(著者抄録)

シソーラス用語： *モデリング ,  可視化 ,  近似法 ,  密度汎関数法 ,  *散逸系 ,  *動力学 ,  *粒子 ,  シミュレーション
準シソーラス用語： *マルチスケールモデリング ,  粗視化 ,  *散逸粒子動力学 ,  分子シミュレーション

分類 (2件)： 計算機シミュレーション  (JE11000H) ,  高分子化学一般  (CG01000B)

引用文献 (30件)：

• 1) http://Octa.jp.
• 2) 尾形修司氏と筆者の一人(S. H.)との議論による.
• 3) H. Mori, Prog. Theor. Phys., 33, 423 (1965).
• 4) T. Kinjo and S. Hyodo, Phys. Rev. E, Stat., Nonlinear, Soft Matter Phys., 75, 051109 (2007).
• 5) D. S. Dean, J. Phys. A: Math. Gen., 29, L613 (1996).

タイトルに関連する用語 (3件)： 分子シミュレーション ,  マルチスケールモデリング ,  粗視化