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J-GLOBAL ID：201002249949840825   整理番号：10A0117350

野生チンパンジーの糞便検体中の新しい環状DNAウイルス

Novel circular DNA viruses in stool samples of wild-living chimpanzees

著者 (13件)： BLINKOVA Olga (Univ. California, CA, USA) ,  VICTORIA Joseph (Univ. California, CA, USA) ,  LI Yingying (Univ. Alabama at Birmingham, AL, USA) ,  KEELE Brandon F. (Univ. Alabama at Birmingham, AL, USA) ,  SANZ Crickette (Max-Planck Inst. Evolutionary Anthropology, Leipzig, DEU) ,  NDJANGO Jean-Bosco N. (Univ. Kisangani, COG) ,  PEETERS Martine (Univ. Montpellier 1, Montpellier, FRA) ,  TRAVIS Dominic (Lincoln Park Zoo, IL, USA) ,  LONSDORF Elizabeth V. (Lincoln Park Zoo, IL, USA) ,  WILSON Michael L. (Univ. Minnesota, MN, USA) ,  PUSEY Anne E. (Univ. Minnesota, MN, USA) ,  HAHN Beatrice H. (Univ. Alabama at Birmingham, AL, USA) ,  DELWART Eric L. (Univ. California, CA, USA)
資料名： Journal of General Virology  (Journal of General Virology)
巻： 91  号： 1  ページ： 74-86  発行年： 2010年01月 
JST資料番号： B0945A  ISSN： 0022-1317  CODEN： JGVIAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 野生チンパンジーの糞便検体中のウイルス粒子を無作為PCR増幅と配列決定によって解析し,一本鎖環状DNAウイルスのレプリカーゼ蛋白質に遠位に関連する蛋白質をコードする配列を同定した。逆PCRによって増幅,配列決定した複数の小さな環状DNAウイルスゲノムはその大きさとゲノム構成で脊椎動物のサーコウイルスと植物ジェミニウイルスに関連していたが,ローリングサークルDNA複製に関与するステム-ループ構造の位置が異なっていた。レプリカーゼ遺伝子はもっと小さな(~1kb)植物ナノウイルス環状DNAクロモソームのそれに最も近かった。動物と植物ウイルスの特性を合わせ持つこのウイルスをチンパンジー糞便関連環状ウイルス(ChiSCV)と名付けた。更なる動物検体のメタゲノミクス解析がこのウイルスの多様性と進化に関する知識を大いに増すであろう。

シソーラス用語： *チンパンジー ,  野生動物 ,  *糞便 ,  DNA【核酸】 ,  *DNAウイルス ,  シルコウイルス科 ,  動物ウイルス ,  *植物ウイルス ,  遺伝学 ,  遺伝学実験技術 ,  系統樹
準シソーラス用語： サーコウイルス ,  ジェミニウイルス ,  *ナノウイルス ,  メタゲノミクス ,  レプリカーゼ ,  環状DNA ,  配列アラインメント

分類 (2件)： ウイルスの生化学  (EG04030F) ,  ウイルスの形態学,分類学  (EG04020U)

タイトルに関連する用語 (5件)： チンパンジー ,  糞便 ,  検体 ,  環状DNA ,  ウイルス