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J-GLOBAL ID:201002249979156392   整理番号:10A1529094

真菌類特有の遺伝子であるMrtはオリゴ糖輸送体をコードしMetarhizium robertsiiでの適合性を亢進する

Mrt, a Gene Unique to Fungi, Encodes an Oligosaccharide Transporter and Facilitates Rhizosphere Competency in Metarhizium robertsii
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資料名:
巻: 154  号:ページ: 1549-1557  発行年: 2010年11月 
JST資料番号: C0606A  ISSN: 0032-0889  CODEN: PLPHA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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真菌類は,植物の病気や食害への抵抗力として植物の健康に重要であり,土壌の養分を吸収するのにも役立つ。本研究で,真菌類が共生環境において植物から得る産物と,その輸送について調べた。昆虫の病原体であるMetarhizium robertsii(正確にはMetarhizium anisopliaeとして知られる)のMetarhizium raffinose transporter(Mrt)遺伝子の変異体は根の抽出液中での成育が悪く,草本の根圏における適合性が大きく減少した。競合実験を含む糖類吸収試験により,MRTはショ糖およびガラクトシドの輸送体であり,MRTの破壊によりショ糖やガラクトシドを与えた場合の成育は大きく損なわれたが,単糖類やグルコースのサブユニットからなるオリゴ糖を与えた場合は影響を受けなかった。これを裏付けるように,Mrtの発現はガラクトシドまたはショ糖特異的に上方制御を受けた。また,Mrtは草本の根の付近のgermlingで発現していたが,周りの土壌では発現していなかった。Mrtの破壊により,昆虫への感染力は変化せず,植物との相互作用のみに関わることが示された。以上の結果より,根に含まれるショ糖とラフィノース類のオリゴ糖が,M. robertsiiの根圏での適合性に重要であることが示された。
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物栄養  ,  異種生物間相互作用 

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