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J-GLOBAL ID：201002250035596266   整理番号：10A0712095

ポリ-L-リジンのテラヘルツ時間領域分光

Terahertz Time-Domain Spectroscopy of Poly-L-lysine

著者 (5件)： KAMBARA Ohki (Kobe Univ., Hyogo, JPN) ,  TAMURA Atsuo (Kobe Univ., Hyogo, JPN) ,  UCHINO Takashi (Kobe Univ., Hyogo, JPN) ,  YAMAMOTO Kohji (Univ. Fukui, Fukui, JPN) ,  TOMINAGA Keisuke (Kobe Univ., Hyogo, JPN)
資料名： Biopolymers  (Biopolymers)
巻： 93  号： 8  ページ： 735-739  発行年： 2010年08月 
JST資料番号： C0766A  ISSN： 0006-3525  CODEN： BIPMAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ポリ-L-リジンは高い構造柔軟性を持ち,溶媒条件によりα-へリックス,βシートとランダムコイルの3つの異なる二次構造を取る。ポリ-L-リジンに対するテラヘルツ(THz)周波数域の分光測定を行い,THz分光とこの構造柔軟性の関係を明らかにした。さらに構造柔軟性に関連するポリ-L-リジンの非晶質性を粉末X線回折(XRD)により研究した。THz分光により得られた屈折率,吸光係数のスペクトルより定義した換算吸収断面積(RACS)を定義し,固体でβシート構造を持つポリ-L-リジンサンプルの周波数依存性RACSを調査した。ポリ-L-リジンの指数値はポリグリシンよりも小さく,ポリ-L-リジンがポリグリシンよりも柔軟であることを示唆した。さらに,XRDパターンはポリ-L-リジンのハローピークの強度がポリグリシンやポリ-L-アラニンよりも高く,ポリ-L-リジンはこれら2つのペプチドより高い非晶質性を持つことを示した。THz領域のスペクトル測定が,生体高分子の動力学を特徴付ける固有の情報を提供することを明らかにした。

シソーラス用語： ポリペプチド ,  *ポリリジン ,  *タイムドメイン分光法 ,  分子間振動 ,  柔軟性 ,  X線回折 ,  β構造 ,  断面積 ,  ポリグリシン ,  ポリアラニン ,  生体高分子 ,  分子動力学
準シソーラス用語： *ポリ-L-リジン ,  *テラヘルツ時間領域分光法 ,  吸収断面積

分類 (1件)： 分子構造  (EB03020Y)

タイトルに関連する用語 (4件)： ポリ-L-リジン ,  テラヘルツ ,  時間領域 ,  分光