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J-GLOBAL ID:201002250186420321   整理番号:10A0951939

機械的及び微細組織的の単結晶Bauschinger効果:Cuの曲げにおける可逆的塑性の観察

Mechanical and microstructural single-crystal Bauschinger effects: Observation of reversible plasticity in copper during bending
著者 (2件):
資料名:
巻: 58  号: 18  ページ: 6055-6063  発行年: 2010年10月 
JST資料番号: A0316A  ISSN: 1359-6454  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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単結晶Cuの幅8.64μ,厚さ7.05μの小さな角棒の曲げと曲げ戻しを連続3回繰返えす場合のBauschinger効果について検討した。曲げ戻しの際の逆降伏強度は,当初の曲げ負荷の際の降伏強度よりはるかに弱い。上限評価の結果,当初の曲げ応力に対する荷重低下は第1サイクル時で73%,第2サイクル時で76%,第3サイクル時で83%であった。電子線後方散乱回折法によって,負荷反転(曲げ戻し)の際に曲げ誘起方位不整合勾配が著しく低下することを明らかにし,微細組織の予期しない可逆性を捉えることができた。観察されるBauschinger効果は2種類の効果によって説明できる。第一の効果は,荷重反転を支える内部背応力から成り,これら背応力は当初の曲げの間に蓄積される偏向転位配列によって生成する。第二の効果は,曲げの間に蓄積された転位が交差硬化にはあまり関与せず,逆負荷時には移動転位となるために,逆負荷時に転位源を活性化する必要が低下することである。曲げ戻し後には,方位不整合勾配はほとんど除かれているが,非偏向転位はそのまま残っている。これら観察結果から,”機械的Bauschinger効果”と”微細組織的Bauschinger効果”という新しい用語を導入した。前者は負荷方向が変化した場合の降伏応力の低下であり,後者は微細組織の可逆性の程度である。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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機械的性質  ,  変態組織,加工組織 

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