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J-GLOBAL ID:201002250400481970   整理番号:10A0830952

好熱性酸発酵に対する微生物組成の影響

Effect of microbial composition on thermophilic acid fermentation
著者 (7件):
資料名:
巻: 47  号:ページ: 127-133  発行年: 2010年09月06日 
JST資料番号: A0989B  ISSN: 0141-0229  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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微生物組成と酸発酵過程における生産物の関係を調べる目的で,厨芥を用いた連続的好熱性酸発酵実験を行った。長期SRT(汚泥滞留時間)条件下では水素発酵が起こり,SRTを短くすると,乳酸産生が増加し,酪酸と水素の産生が減少した。それに伴って,微生物組成がClostridium spp.からBacillus spp.,特にBacillus coagulansに遷移することが,ランダムクローニング法によってわかった。B.coagulans比と乳酸濃度の間に明らかな相関性が認められたが,ランダムクローニング法は時間とコストを要する方法であり,定量性に難がある。そこで,厨芥発酵におけるB.coagulansの動態をモニタリングする方法として,リアルタイムPCR定量法を検証した。酸発酵では乳酸,酪酸や酢酸などの多種類の有機酸や水素ガスが生成し,類似した操作条件で水素発酵と乳酸発酵を行うことができる。リアルタイムPCR法は,酸発酵における新規モニタリング法として,特に,多くの種類の細菌が同一リアクター内できっ抗しあうため,複合基質の場合に有用であると推察できた。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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