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J-GLOBAL ID:201002250436598385   整理番号:10A0005052

血清蛋白質の同位体符号化蛋白質標識定量 無標識LC-MSとの比較及びMRMアプローチを利用するバリデーション

Isotope coded protein label quantification of serum proteins-Comparison with the label-free LC-MS and validation using the MRM approach
著者 (3件):
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巻: 80  号:ページ: 1487-1495  発行年: 2010年02月15日 
JST資料番号: E0324A  ISSN: 0039-9140  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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質量分析に基づく蛋白質定量は生物学的及び臨床関連の応用で地歩を得ている.本文は最も複雑な生体液の1つ,血清に焦点を当て,ICPL(同位体符号化蛋白質標識)に基づく新規定量手順をもたらす。結果を無標識(データ無依存交互走査)絶対定量法と比較した。MRM(多重反応モニタリング)に基づく蛋白質定量技術を利用してバリデーションを行った。ICPLアプローチに関しては,この研究で用いた血清試料は,ICPLで標識化し,それらのpI(3-5,5-7及び7-12)に従って分画した大量の蛋白質を消耗する。試料はさらにトリプシン消化に供された後,Glu-C酵素で処理される。ペプチド類は2DナノLC系で4種の異なる塩注入濃度(45,75,150及び500mM酢酸アンモニウム)を使って分析される。LC系はオンラインでエレクトロスプレイイオントラップ質量分析計につなぐ。無標識定量では,血清試料は消耗しトリプシンで消化する。高再現性のLC及び高質量確度の直交飛行時間質量分析計と連結したデータ無依存交互走査を利用してプロテオームの広い比較を行った。両手法で見いだし,選ばれた蛋白質はMRMアプローチを利用してバリデートした。この目的に非消耗トリプシン消化血清試料を三重四重極MSと組み合わせたLCで分析した。ICPL及び質量分析を利用した相対的蛋白質定量は約200種の蛋白質の検出ができたが,これらの2/3はICPL標識を持つので定量できた。無標識アプローチは分画を利用せず,少量試料で110以上の蛋白質を同定,定量できた。同定した蛋白質は一般にヒト血清中3-4桁の蛋白質濃度を占めた。8種蛋白質の相対存在度の変化はMRMを利用してバリデートした.本研究は初めて血清バイオマーカを定量するために,ICPL及び2D-LC-MS/MSに基づく相対的蛋白質定量の能力を示す。バリデートでき,標識に基づく結果に追加的価値をあたえる2つの追加的無標識アプローチをもたらし,臨床関連のバイオマーカを明らかにするための包括的プロテオミクス研究の出発点を提供する。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
有機物質の各種分析一般  ,  蛋白質・ペプチド一般 

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