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J-GLOBAL ID：201002250449589261   整理番号：10A1029510

直接基礎底面の滑りが構造物の地震時応答に与える影響

著者 (2件)： 鈴木康嗣 (鹿島建設) ,  安達直人 (鹿島建設)
資料名： 鹿島技術研究所年報  (Annual Report. Kajima Technical Research Institute, Kajima Corporation)
巻： 58  ページ： 1-6  発行年： 2010年09月30日 
JST資料番号： F0127A  ISSN： 0918-015X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 直接基礎構造物の底面滑りによる地震入力低減メカニズムを解明するため,構造物の高さ幅比を4種類,底面の摩擦係数を2種類,入力波を2種類に変えた動的遠心載荷実験を実施した。その結果,(1)摩擦係数が小さなケースでは(構造物慣性力/自重)が静的な摩擦係数に相当する時に滑りが生じ,振動台入力が大きくなっても構造物への入力加速度が低減されて一定値に収束すること,(2)摩擦係数が大きなケースでは底面滑りとともにロッキングにより(構造物慣性力/自重)が一定値に収束すること,(3)摩擦係数が小さなケースでは低振動数領域でも入力低減が認められることが明らかとなった。(著者抄録)

シソーラス用語： *直接基礎 ,  底面 ,  *滑り ,  構造物 ,  地震応答 ,  *地盤構造物相互作用 ,  *遠心模型試験 ,  振動台試験 ,  砂地盤 ,  伝送損失 ,  地震荷重 ,  アスペクト比 ,  *摩擦係数 ,  周波数特性 ,  回転
準シソーラス用語： ロッキング

分類 (1件)： 土圧,土の動的性質,地盤の応力と変形  (RA03060A)

引用文献 (7件)：

• 長戸健一郎, 川瀬 博; 建物被害データと再現強震動によるRC造建物群の被害予測モデル, 日本建築学会構造系論文集, 第544号,(2001), pp. 31-37.
• 壁谷澤寿海, 壁谷澤寿一, 纐纈一起, 工藤一嘉, 真田靖士; 2004年新潟県中越地震における余震観測と被害調査による入力地震動の推定, 日本建築学会大会学術講演概要集, C-2,(2005), pp. 719-720.
• 安井譲, 井口道雄, 赤木久真, 林康裕, 中村充; 1995年兵庫県南部地震における基礎有効入力動に関する考察, 日本建築学会構造系論文集, No.512,(1998), pp111-118.
• 安達直人, 渡辺哲史, 引田真規子, 宮本裕司; 地盤の非線形性を考慮した低層建物の入力損失効果の検討, 第12回日本地震工学シンポジウム,(2006), pp. 686-689.
• 羽矢洋, 西村昭彦; 大地震力を考慮した直接基礎の設計法の提案, 土木学会論文集, No.595/IV-39,(1998), pp. 127-140.

タイトルに関連する用語 (6件)： 直接基礎 ,  底面 ,  滑り ,  構造物 ,  地震 ,  応答