文献

J-GLOBAL ID：201002250484412676   整理番号：10A0292059

膨張黒鉛ナノプレートレットへのパラフィンコーティングによるLLDPEベースナノ複合材料の電気伝導率の改良

Improvement of electric conductivity of LLDPE based nanocomposite by paraffin coating on exfoliated graphite nanoplatelets

著者 (3件)： KIM Sumin (School of Architecture, Soongsil Univ., Seoul 156-743, KOR) ,  SEO Jungki (School of Architecture, Soongsil Univ., Seoul 156-743, KOR) ,  DRZAL Lawrence T. (Composite Materials and Structures Center, Coll. of Engineering, Michigan State Univ., East Lansing, Michigan ...)
資料名： Composites. Part A. Applied Science and Manufacturing  (Composites. Part A. Applied Science and Manufacturing)
巻： 41  号： 5  ページ： 581-587  発行年： 2010年05月 
JST資料番号： E0231D  ISSN： 1359-835X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： パラフィン被覆した膨張黒鉛ナノプレートレット(xGnP)で強化した直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)ナノ複合材料を作製し,機械的,電気的そして形態学的な性質を特性化した。パラフィンを添加して電気伝導度のパーコレーションしきい値を減らした。LLDPE-パラフィン/xGnPを別々の溶液で,そして完全な溶液混合法によって調製した。夫々の混合方法の混合物マスタバッチを射出成形し,ミニ二軸スクリュー押出機で複合材料を調製した。別々に分けた混合法は,ナノ複合材料中の低いxGnP含有量に起因して電気伝導率が物足りないので,適していなかった。しかし,パラフィンは,その含有量が低分子量ポリエチレンであるにもかかわらず,約30wt%含有量を添加するまでは機械的性質に影響しなかった。全体混合法を使った時,xGnPとパラフィンの追加含有量を容易にコントロールできた。5wt%のxGnP負荷したナノ複合材料は,10wt%のパラフィンを添加した時に電気伝導率を示した。破面のSEM画像とDSCの結果から,パラフィンがxGnP上に上手く被覆されて,結果としてxGnPとLLDPE間に別々の相に成っている,ことが分った。LLDPEマトリックス中のxGnP上にパラフィンをコーティングして,パーコレーションしきい値がxGnP-LLDPEナノ複合材料に比べて劇的に減少していた。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *強化熱可塑性プラスチック ,  *電気伝導率 ,  パーコレーション ,  閾値 ,  *パラフィンワックス ,  *被覆 ,  *グラファイト ,  ナノ構造 ,  ナノ粒子 ,  *LLDPE ,  ナノ複合材料 ,  過程 ,  マスタバッチ ,  二軸押出機 ,  含有量 ,  依存性
準シソーラス用語： ナノプレート ,  混合プロセス ,  *膨張黒鉛 ,  二軸スクリュー押出機

分類 (4件)： 炭素とその化合物  (YB02060D) ,  ろう  (YG01050A) ,  強化プラスチックの成形  (YH04060J) ,  有機化合物の電気伝導  (BM03045F)

タイトルに関連する用語 (7件)： 膨張黒鉛 ,  ナノプレートレット ,  パラフィン ,  コーティング ,  LLDPE ,  ナノ複合材料 ,  電気伝導率