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J-GLOBAL ID：201002250514867851   整理番号：10A0529720

ヒト細胞のCDK9による遺伝子発現の選択的制御

Selective control of gene expression by CDK9 in human cells

著者 (5件)： GARRIGA Judit (Fels Inst. Cancer Res. and Molecular Biology, PA, USA) ,  XIE Hongbo (Information Sci. and Technol. Center, PA, USA) ,  OBRADOVIC Zoran (Information Sci. and Technol. Center, PA, USA) ,  GRANA Xavier (Fels Inst. Cancer Res. and Molecular Biology, PA, USA) ,  GRANA Xavier (Temple Univ. School of Medicine, PA, USA)
資料名： Journal of Cellular Physiology  (Journal of Cellular Physiology)
巻： 222  号： 1  ページ： 200-208  発行年： 2010年01月 
JST資料番号： E0042B  ISSN： 0021-9541  CODEN： JCLLA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： この研究において,アデノウイルス形質導入系を用いて,ヒト細胞での遺伝子発現に影響するレベルでCDK9細胞活性を効率的に阻害する高レベルのドミナントネガティブCDK9(dnCDK9)発現を研究した。これらの条件下で,RNAポリメラーゼIIによるC末端ドメイン(CTD)のリン酸化はSer-2及びSer-5で阻害された。マイクロアレイ解析により,CDK9の特異的阻害に関する遺伝子発現の変化を同定し,dnCDK9の影響をCDK9阻害剤フラボピリドール(FVP)の影響と比較した。その結果,dnCDK9によるCDKの阻害は122転写物のアップレギュレーション及び84転写物のダウンレギュレーションをもたらした。これらのデータから,転写/RNAプロセシングの調節におけるCDK9の役割は遺伝子特異的であること及びFVPは遺伝子発現を調節するCDK9に加えてCTDキナーゼの阻害に関連することを示唆した。

シソーラス用語： ヒト ,  *サイクリン依存性キナーゼ ,  *遺伝子発現 ,  RNAポリメラーゼII ,  リン酸化 ,  アミノ酸残基 ,  転写【遺伝】 ,  RNAプロセシング ,  ダウンレギュレーション ,  酵素活性度 ,  酵素阻害 ,  突然変異体 ,  酵素阻害剤
準シソーラス用語： *Cdk9 ,  ドミナントネガティブ変異体

分類 (2件)： 酵素一般  (EB09010D) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

物質索引 (1件)： フラボピリドール

タイトルに関連する用語 (4件)： ヒト ,  細胞 ,  Cdk9 ,  遺伝子発現