文献

J-GLOBAL ID：201002250523158065   整理番号：10A0300004

骨形態形成蛋白質2及びデキサメタゾンはC3H10T1/2細胞のJAK/STAT細胞情報伝達を通してアルカリ性ホスファターゼレベルを相乗的に増加する

Bone Morphogenetic Protein 2 and Dexamethasone Synergistically Increase Alkaline Phosphatase Levels Through JAK/STAT Signaling in C3H10T1/2 Cells

著者 (4件)： MIKAMI Yoshikazu (Nihon Univ. School of Dentistry, Tokyo, JPN) ,  ASANO Masatake (Nihon Univ. School of Dentistry, Tokyo, JPN) ,  HONDA Masaki J. (Nihon Univ. School of Dentistry, Tokyo, JPN) ,  TAKAGI Minoru (Nihon Univ. School of Dentistry, Tokyo, JPN)
資料名： Journal of Cellular Physiology  (Journal of Cellular Physiology)
巻： 223  号： 1  ページ： 123-133  発行年： 2010年04月 
JST資料番号： E0042B  ISSN： 0021-9541  CODEN： JCLLA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： この研究において,マウスC3H10T1/2細胞への骨形態形成蛋白質2(BMP2)及びデキサメタゾン(Dex)の複合的処理により,アルカリ性ホスファターゼ(ALP)及び関連生物現象はいかに変化するかについて試験した。多くの細胞型特異的相違は存在するが,高ALPレベルにより示されるように,BMP2及びDexの複合的処理により,Runx2,オステリクス,Dlx5またはMsx2の作用に非依存的様式で,C3H10T1/2細胞の初期骨芽細胞分化を相乗的に顕著に促進することを示した。さらに,この生理過程はSTAT3依存メカニズムを通して少なくとも部分的に起きることを見い出し,STAT3がBMP2及びDexによるALP活性の調節に関与することを初めて示した。これらの知見により,BMP2及びDexの複合的処理を用いて骨形成を高進する新しい治療法の開発の可能性を示唆した。

シソーラス用語： *アルカリ性ホスファターゼ ,  *骨形成因子 ,  *ステロイドホルモン ,  骨芽細胞 ,  細胞分化 ,  線維芽細胞 ,  培養細胞 ,  STAT転写因子 ,  酵素活性度 ,  *骨形成 ,  相乗作用 ,  細胞情報伝達 ,  ステロイド ,  ジエン ,  有機フッ素化合物 ,  エノン ,  脂環式アルコール ,  脂環式ケトン ,  ジケトン ,  第二アルコール ,  ヒドロキシケトン ,  ポリオール ,  グルココルチコイド
準シソーラス用語： *BMP-2 ,  C3H10T1/2細胞 ,  STAT3 ,  JAK/STAT

分類 (2件)： 骨格系  (EJ10030R) ,  酵素生理  (EJ02020P)

物質索引 (1件)： デキサメタゾン

タイトルに関連する用語 (7件)： 骨形態形成蛋白質2 ,  デキサメタゾン ,  細胞 ,  JAK ,  Stat ,  細胞情報伝達 ,  アルカリ性ホスファターゼ