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J-GLOBAL ID：201002250588398985   整理番号：10A0937032

入居し刷新する: Plasmodiumから宿主赤血球へ蛋白質を搬出する

Moving in and renovating: exporting proteins from Plasmodium into host erythrocytes

著者 (3件)： GOLDBERG Daniel E. (Washington Univ. School of Medicine, Missouri, USA) ,  COWMAN Alan F. (Walter and Eliza Hall Inst. Medical Res., Melbourne, AUS) ,  COWMAN Alan F. (Univ. Melbourne, Melbourne, AUS)
資料名： Nature Reviews. Microbiology  (Nature Reviews. Microbiology)
巻： 8  号： 9  ページ： 617-621  発行年： 2010年09月 
JST資料番号： W1394A  ISSN： 1740-1526  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： マラリア原虫が宿主細胞を再造形するのに必要な蛋白質輸送機構について概説した。マラリア原虫が赤血球内に侵入する上で,P.falciparum赤血球膜蛋白質(PfEMP1)およびノブ結合蛋白質(KAHRP)が重要な役割を果たす。これらの蛋白質はマラリアの赤血球への接着に寄与するとともに,細胞骨格および細胞のイオン環境を変化させ,細胞の再造形を誘導する。赤血球内におけるマラリア原虫の蛋白質分泌は宿主の小胞体を経由して起こる。この輸送には蛋白質輸送配列(PEXEL)モチーフを認識するプロテアーゼおよびシャペロンが必要とされる。また,PEXEL非依存的に輸送される蛋白質も存在し,それらはいずれも特徴的な膜構造内に局在する。PfEMP1はPEXELモチーフとホモロジーのあるモチーフを有するが,その輸送機構については解明されていない。これらの知見をもとにマラリア原虫の蛋白質輸送特異性に関するモデルを提示した。

シソーラス用語： *Plasmodium falciparum ,  赤血球 ,  *膜タンパク質 ,  *微生物タンパク質 ,  感染 ,  ライフサイクル ,  細胞内輸送 ,  膜透過 ,  宿主 ,  小胞体 ,  抗原虫薬 ,  ターゲティング
準シソーラス用語： *KAHRP ,  *PfEMP1 ,  トランスロコン

分類 (2件)： 微生物感染の生理と病原性  (EG03053T) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (5件)： Plasmodium ,  宿主 ,  赤血球 ,  蛋白質 ,  搬出