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J-GLOBAL ID：201002250597750900   整理番号：10A1330418

中性子およびX線回折によるオーステナイトステンレス鋼機械部品の熱残留応力測定

著者 (9件)： 中井徹志 (茨城大 大学院) ,  JIN X-J. (茨城大 大学院) ,  塩田佳徳 (日本原子力研究開発機構) ,  鈴木裕士 (日本原子力研究開発機構) ,  盛合敦 (日本原子力研究開発機構) ,  松島正博 (茨城大 大学院) ,  松島正博 (ニダック) ,  小澤則彦 (日立協和エンジニアリング) ,  友田陽 (茨城大)
資料名： 熱処理  (Journal of the Japan Society for Heat Treatment)
巻： 50  号： 5  ページ： 500-504  発行年： 2010年10月28日 
JST資料番号： G0963A  ISSN： 0288-0490  CODEN： NESHDF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 溶体化熱処理を行ったSUS304オーステナイトステンレス鋼機械部品中に存在する残留応力を中性子回折により測定した。試験片を熱処理後,適切な表面研磨実施し,X線回折法により試験片表面近くの応力分布を測定し,内部の3軸応力分布を中性子回折法により測定した。X線回折では表面近くに静水圧引張残留応力の存在を予測させ,中性子線回折ではそれを直接に測定できた。この熱処理起因の残留応力は爾後の応力除去焼きなましで除去できなかった。鋳造部品ではX線及び中性子回折でも,その結晶粒が大きくて,残留応力を測定できなかった。X線及び中性子回折による残留応力測定効率向上用装置を開発中である。

シソーラス用語： *残留応力 ,  *オーステナイト系ステンレス鋼 ,  溶体化処理 ,  *中性子回折 ,  *X線回折 ,  *焼なまし ,  応力除去 ,  鋳物 ,  結晶粒度 ,  引張応力 ,  熱応力 ,  機械要素 ,  応力分布
準シソーラス用語： SUS304 ,  オーステナイトステンレス鋼 ,  引張残留応力 ,  *応力除去焼なまし ,  中性子線回折

分類 (2件)： 非破壊試験  (HB02030F) ,  熱処理技術  (WC03020T)

引用文献 (7件)：

• ステンレス協会編. ステンレス鋼便覧. 1973, 686
• SUZUKI, T. Collected abstracts of MECASENS-5, Mito, 2009. 2009, 56
• 日本材料学会X線材料強度部門委員会編. 中性子応力測定法標準. 2005, 1
• 日本材料学会X線材料強度部門委員会編. X線応力測定法標準. 2002, 81
• ステンレス協会編. ステンレス鋼便覧. 1995, 267

タイトルに関連する用語 (5件)： 中性子 ,  X線回折 ,  オーステナイトステンレス鋼 ,  機械部品 ,  熱残留応力