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J-GLOBAL ID:201002250620831319   整理番号:10A0857650

間葉系幹細胞と造血幹細胞が形成する独特な骨髄ニッチ

Mesenchymal and haematopoietic stem cells form a unique bone marrow niche
著者 (11件):
資料名:
巻: 466  号: 7308  ページ: 829-834  発行年: 2010年08月12日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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骨髄で造血幹細胞(HSC)ニッチを形成する細胞成分は明らかになっていないが,骨芽細胞,内皮細胞および血管周囲細胞の関与を示唆する研究がある。本論文では,ネスチンの発現によって同定される間葉系幹細胞(MSC)が,HSCニッチに不可欠な構成要素であることを示す。nestin+MSCは,骨髄コロニー形成単位繊維芽細胞活性(bone-marrow colony-forming-unit fibroblastic activity)をすべてもち,また,連続的な移植で自己複製と増殖が可能な非付着性「間葉球(mesensphere)」として増殖できる。nestin+MSCは,HSCやアドレナリン作動性神経繊維と空間的に結合しており,HSC維持遺伝子を高度に発現する。これらの遺伝子,および骨芽細胞分化を開始させるほかの遺伝子は,強制的なHSC動員,あるいはβ3アドレナリン受容体活性化の過程で,選択的に発現が低下する。副甲状腺ホルモンを投与すると,骨髄のnestin+細胞の数が2倍になり,それらの骨芽細胞分化が促進されるが,in vivoではnestin+細胞を除去すると,急速に骨髄のHSC含有量が低下する。致死量の放射線を照射したマウスの骨髄では,精製されたHSCはnestin+MSCの近傍にホーミングするが,in vivoでnestin+細胞を除去すると,造血前駆細胞の骨髄へのホーミングが顕著に低下する。これらの結果は,2つの異なる体性幹細胞種間の前例のない協力関係を明らかにし,骨髄では異型の2種類の幹細胞から独特のニッチが作られることを示している。Copyright Nature Publishing Group 2010
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分類 (1件):
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造血系 
タイトルに関連する用語 (4件):
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