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J-GLOBAL ID：201002250772159454   整理番号：10A0456531

常時微動の自己相関関数からコーダQを推定する

著者 (2件)： 古本宗充 (名古屋大 大学院環境学研究科) ,  毛利拓治 (名古屋大 大学院環境学研究科)
資料名： 東濃地震科学研究所報告  (Report of Tono Research Institute of Earthquake Science)
号： 25  ページ： 29-32  発行年： 2010年03月 
JST資料番号： L5726A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 常時微動の自己相関関数が,震源と観測点が同じ点にあるコーダ波と等価であるという考えの下で,伊豆大島にある観測点で記録された記録を用い,常時微動の自己相関関数からコーダQが算出できるか否かを調べた。その結果,規則的に振動する人工的信号が,常時微動の自己相関関数に大きく影響するため,この影響を除くことが当面の課題であることが分かった。今回の解析からは,自己相関関数が主に表面波によると想定されたが確定的ではない。そのため実際のコーダ波からのコーダQを求め比較することが重要である。

シソーラス用語： *常時微動 ,  *自己相関関数 ,  Q値 ,  *コーダ波 ,  伊豆大島 ,  表面波
準シソーラス用語： *コーダQ

分類 (1件)： 地震波伝搬  (DC03040W)

引用文献 (5件)：

• Aki, K.& B.Chouet, 1975, Origin of coda waves; source, attenuation, and scattering effects. J. Geophys. Res., 80(23), 3322-3342.
• 大久保慎人, 2009, 地震波干渉法による地下構造の評価, 日本地球惑星連合大会予稿集 S157-015.
• 大見士朗, 平原和朗, 2009, 雑微動の自己相関関数に地震前後の変化は見えるか?, 日本地震学会秋季大会予稿集 D11-11.
• Shapilo, N. M. and M. Campillo, 2004, Emergence of broadband Raylerigh waves from correlation of the ambient seismic noise, Geophys. Res. Lett., 31, doi:10.1020/2004GL019491.
• Wegler, U.& C. Sens-Schönfelder, 2006, Fault zone monitoring with passive image interferometry. Geophys. J. Int., 168, 1029-1033.

タイトルに関連する用語 (4件)： 常時微動 ,  自己相関関数 ,  コーダ ,  推定