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J-GLOBAL ID：201002250774906524   整理番号：10A0764518

マトリックス支援レーザー脱離イオン化飛行時間型質量分析法によるトリアシルグリセロールの分析においてニトロセルロース膜基質によるフラグメンテーションの最小化

Nitrocellulose Film Substrate Minimizes Fragmentation in Matrix-Assisted Laser Desorption Ionization Time-of-Flight Mass Spectrometry Analysis of Triacylglycerols

著者 (4件)： PICARIELLO Gianluca (Istituto di Scienze dell’Alimentazione, Consiglio Nazionale delle Ricerche (CNR), Avellino) ,  ROMANO Raffaele (Universita di Napoli “Federico II”, Napoli, ITA) ,  ADDEO Francesco (Istituto di Scienze dell’Alimentazione, Consiglio Nazionale delle Ricerche (CNR), Avellino) ,  ADDEO Francesco (Universita di Napoli “Federico II”, Napoli, ITA)
資料名： Analytical Chemistry  (Analytical Chemistry)
巻： 82  号： 13  ページ： 5783-5791  発行年： 2010年07月01日 
JST資料番号： A0395A  ISSN： 0003-2700  CODEN： ANCHAM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： マトリックス支援レーザー脱離イオン化質量分析(MALDI-MS)においてトリアシルグリセロール(TAG)はイオン源内で急速にフラグメント化し,さらにTAGの分解から誘導される擬似信号によって低分子量成分の検出が妨害を受けた。フラグメント化はステンレス鋼製ターゲットをニトロセルロース(NC)膜で被覆すると著しく低下した。NC皮膜による疎水性の付与がTAGおよびその加水分解/酸化物の脱着を促進し,フラグメント化を低下させると考えられた。オリーブ油とその熱処理品,モノ,ジおよびトリアシルグリセロール標準物に対するNCの効果を調べたところ,質量スペクトルにはフラグメントおよびマトリックスイオンが殆ど含まれず,少量成分,特に低分子量部分の隠されていた情報が明らかになった。NC皮膜は,ショット-ショット間および試料-試料間のイオン生成の再現性を改善し,MALDI-MSによるTAGの定量の確実性を高めた。

シソーラス用語： *セルロースニトレート ,  MALDI-MS ,  飛行時間法 ,  *トリグリセリド ,  イオン源 ,  *フラグメンテーション ,  *ターゲット ,  皮膜 ,  疎水性 ,  オリーブ油 ,  定量分析 ,  ジグリセリド ,  モノグリセリド
準シソーラス用語： *トリアシルグリセロール ,  *ニトロセルロース膜

分類 (2件)： 質量分析  (CC03013N) ,  脂質一般  (EB05010B)

タイトルに関連する用語 (12件)： マトリックス ,  支援 ,  レーザー ,  脱離 ,  イオン化 ,  飛行時間型質量分析法 ,  トリアシルグリセロール ,  分析 ,  ニトロセルロース膜 ,  基質 ,  フラグメンテーション ,  最小化