肝臓ホメオスタシスにおけるセラミドシンターゼ2の重要な役割  II.ヘパトパシーをもたらす分子変化に関する知見

PEWZNER-JUNG Yael; BRENNER Ori; BRAUN Svantje; LAVIAD Elad L.; BEN-DOR Shifra; FELDMESSER Ester; HORN-SABAN Shirley; AMANN-ZALCENSTEIN Daniela; RAANAN Calanit; BERKUTZKI Tamara; EREZ-ROMAN Racheli; BEN-DAVID Oshrit; LEVY Michal; HOLZMAN Dorin; PARK Hyejung; NYSKA Abraham; MERRILL Alfred H., Jr.; FUTERMAN Anthony H.

文献

J-GLOBAL ID：201002250780970048 整理番号：10A0446880

肝臓ホメオスタシスにおけるセラミドシンターゼ2の重要な役割 II.ヘパトパシーをもたらす分子変化に関する知見

A Critical Role for Ceramide Synthase 2 in Liver Homeostasis II. INSIGHTS INTO MOLECULAR CHANGES LEADING TO HEPATOPATHY

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資料名：
巻： 285 号： 14 ページ： 10911-10923 発行年： 2010年04月02日
JST資料番号： E0038A ISSN： 0021-9258 CODEN： JBCHA3 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

長鎖(C22~C24)セラミドの合成能を欠き,スフィンゴ脂質プロファイルに顕著な変化があるセラミドシンターゼ2(CerS2)ノックアウトマウスについて,これらの変化の機能的影響を調べた。野生型マウスでは,約1~3か月齢でCerS2の発現はピークに達し,CerS2発現が発生・成長の間,厳密に調節されていることが推察できた。このCerS2発現がピークに達する時期から,CerS2ヌル変異マウスは重篤な肝障害を呈した。アポトーシス増加などの肝臓における組織学的・細胞学的異常も認められた。CerS2ヌル変異マウスで腎機能障害は観察できなかった。CerS2ヌル変異マウスの肝臓における遺伝子発現プロファイルを包括的に調べたところ,細胞周期調節や蛋白質輸送などに関連する遺伝子の発現がアップレギュレートされ,脂質・脂肪酸の代謝や糖ホメオスタシスなどに関連する遺伝子がダウンレギュレートされていることがわかった。これらの知見について考察した。

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酵素一般 , 酵素生理 , 遺伝子発現

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