文献

J-GLOBAL ID：201002250783967315   整理番号：10A0948745

レチノイドX受容体を活性化する天然産生レキシノイド,ホノキオールの識別

Identification of a Naturally Occurring Rexinoid, Honokiol, That Activates the Retinoid X Receptor

著者 (6件)： KOTANI Hitoshi (Aichi Gakuin Univ., Nagoya, JPN) ,  KOTANI Hitoshi (Nagoya City Univ., Nagoya, JPN) ,  TANABE Hiroki (Aichi Gakuin Univ., Nagoya, JPN) ,  MIZUKAMI Hajime (Nagoya City Univ., Nagoya, JPN) ,  MAKISHIMA Makoto (Nihon Univ. School of Medicine, Tokyo, JPN) ,  INOUE Makoto (Aichi Gakuin Univ., Nagoya, JPN)
資料名： Journal of Natural Products  (Journal of Natural Products)
巻： 73  号： 8  ページ： 1332-1336  発行年： 2010年08月 
JST資料番号： C0012B  ISSN： 0163-3864  CODEN： JNPRDF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 新規な天然に産生するレチノイドX受容体(RXR)に特異的なレキシノイドを識別し,肝臓X受容体(LXR)標的遺伝子発現の測定によって,RXR/LXRヘテロダイマーを活性化するホノキオールの性能の検討を企画した。漢方製剤に頻繁に使用される全部で86種類の粗草本薬を選択し,RXR_αルシフェラーゼレポーター試験法を用いて,RXR_αアゴニスト活性をスクリーニングした。それらの中で,Magnolia obovata(モクレン科)だけが,強い転写活性化を示した。そして,MeOH抽出液から,活性成分としてホノキオールを単離した。ホノキオールは投与量に依存して,レポーター遺伝子転写を活性化できた(EC₅₀=11.8μM)。また,ホノキオールは,RXR/LXRヘテロダイマーを活性化することができた。天然レキシノイドの更なる研究は,糖尿病などの治療の開発に向けて期待の持てる分野である。

シソーラス用語： レチノイドX受容体 ,  活性化 ,  *フェノール類 ,  ルシフェラーゼ ,  樹皮 ,  転写【遺伝】 ,  モクレン科 ,  薬物 ,  二量体 ,  DNA結合タンパク質 ,  サイトゾル受容体 ,  転写因子 ,  天然材料 ,  管理 ,  遺伝子発現 ,  漢方製剤 ,  単離 ,  生体成分分析 ,  モクレン属 ,  ポリエン ,  ω-3脂肪酸 ,  脂肪酸 ,  アリル化合物 ,  ジオール
準シソーラス用語： Magnolia obovata ,  アゴニスト ,  核受容体 ,  肝臓X受容体 ,  *天然レキシノイド ,  天然物 ,  転写活性 ,  *糖尿病コントロール ,  ヘテロダイマー

分類 (3件)： 芳香族単環フェノール類・多価フェノール  (CF05090V) ,  植物の生化学  (EH01050J) ,  糖質代謝作用薬の基礎研究  (GW13020Q)

物質索引 (5件)： 22(R)-ヒドロキシコレステロール ,  ドコサヘキサエン酸 ,  フィタン酸 ,  ホノキオール ,  ベキサロテン

タイトルに関連する用語 (4件)： レチノイドX受容体 ,  活性化 ,  ホノキオール ,  識別