抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本はエネルギー資源や衣食住に欠くことの出来ない多くの物資を外航海運による輸入に依存している。輸送する船舶は日本政府が管轄権を持つ日本籍船であることが重要である。現在,日本商船隊における日本籍船の隻数は98隻と全体の約3.7%にまで減少している。本研究では,安定的な輸送の確保のための政策が,種々の船種の必要隻数の増減に与える影響について考慮でき,船舶輸送に関する費用といった多くのデータが無くても簡便に計算できる必要隻数算出モデルを構築することを目的とした。本モデルで用いた結果では,日本籍船の必要隻数合計は625隻となった。従って,現状の日本籍船の隻数は必要隻数の僅か15%に留まっており,大きく不足している事が分かった。625隻の内訳は次の通りである。コンテナ船:259隻,油タンカ: 77隻,鉱石運搬船:90隻,石炭運搬船:86隻,鉱石兼石炭運搬船:51隻,穀物運搬船:62隻である。