抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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自由表面を持つ液体には,自由表面に沿う温度勾配,濃度勾配の為に表面張力勾配が生じ,その力で流れが駆動されるマランゴニ対流が生じ得る。本論説は,落下塔,航空機,人工衛星などにより,微小重力条件を実現して行われたマランゴニ対流の研究の発展を展望した。実験技術,測定技術の発展,宇宙系と地上系での実験結果の特性の比較のうち,特に4種の条件について述べた。これは,1)上部に自由表面を持つ水平流体層,2)上部に自由表面を持つ2次元矩形セル,3)上部に自由表面を持ち中心部を加熱されている環状水平流体層,4)側面に自由表面を持つ液柱,である。それぞれについての流れのパターン,対流発生条件,振動流への遷移などの特性の研究について論評した。また,微小重力下に於けるマランゴニ対流研究年表を作成し示した。