抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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企業情報システム機能選定方法論(FUSE法(隈,2005(筑波大学大学院学位論文)))の実用化の手順を解説した。FUSE法は,要件定義のマニュアル(設計手順)と業務知識を集約した「企業情報システム機能選定知識ベース(FUSE知識ベース)」で構成されている。FUSE知識ベースは具体的業務をガイドするため業種別に提供される。現状では卸売業のFUSE知識ベースの開発を行った。IT機能の選定は,第1段階でIT化対象業務の選定を行い,対象範囲を定める。第2段階では,個々の対象範囲業務内のIT機能を選定する。第3段階で選定したIT機能の実現可能性を確保すべくチューニングを行う。各段階における詳細な手順を述べた。業務知識を提供するFUSE知識ベースはIT機能を収集し,体系化して構築した。FUSE知識ベースの構成を述べた。卸売業の販売管理における集荷作業のFUSE知識ベースの例を示した。FUSE法の実用化の手順では,特に経営戦略や経営管理について留意した。FUSE法は,システムエンジニアの業務知識を補い,企業情報システムの機能設計を直接ガイドする。