抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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オンサイト発電事業とは,事業者(三菱商事)が顧客企業の工場内に,自家用発電設備を設置し,長期契約に基づく電力及び蒸気を販売・供給する事業,即ち,コージェネレーションのアウトソーシングを実施することとなる。JSR(株)四日市工場では従来,石炭及び重油焚き蒸気ボイラを用いた発電,蒸気供給を行っていたが,今回オンサイト発電事業により導入した天然ガスを燃料とするガスタービンコージェネレーション(定格出力21,900kW,蒸気量:75t/h)を稼働させることで,重油焚きボイラの使用を抑制し,重油の使用を大幅に削減できるため,CO
2排出量削減などの環境負荷低減に貢献することを期待している。今回,既設発電設備の重油焚のボイラ・タービン設備から天然ガス焚発電設備へ燃料転換することにより,設備容量見合いのSO
xのゼロエミション化を実現し,また,高効率な航空機転用型のガスタービンに排熱回収ボイラを併設してコージェネレーションにしたことで,高い水準の総合効率(80~90%)を達成しており,本発電システム全体として約10%程度のCO
2削減および約7%程度の省エネ効果を見込んでいる。