抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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欧州では風力発電が数年の内に電力需要の大きな比率,時として20%とも言われる比率を供給するようになるとも言われている。一方,太陽エネルギーについてはどうか,太陽光発電と太陽熱利用に関わる団体が示したデータを紹介した。太陽光発電については欧州太陽電池産業協会(EPIA)が主催した研究で,基本,加速およびパラダイムシフトの3種の将来シナリオを研究している。そして太陽光発電は2020年までに最大で欧州連合電力需要のそれぞれ4,6および12%を供給できるとしている。一方,太陽熱利用については欧州太陽熱産業連合(ESTIF)が暖冷房や給湯を対象にして報告書を発行している。5カ国におけるサンプル調査に基づき,これを欧州連合加盟27国に外挿して解析した。欧州連合は2020年までに再生エネルギーの比率を20%まで増大する目標を設定している。太陽熱は最も先進的なシナリオで,この内6.3%の寄与ができるとしている。太陽光および太陽熱利用に関わるこれら二つの研究について紹介し,実現のための要件を考察した。