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J-GLOBAL ID：201002251972599048   整理番号：10A0522372

水素結合によって安定化されたキラルなビフェニルジカルボン酸網目

Chiral Biphenyldicarboxylic Acid Networks Stabilized by Hydrogen Bonding

著者 (8件)： XIAO W. D. (Swiss Federal Lab. for Materials Testing and Res., Thun, CHE) ,  XIAO W. D. (Inst. of Physics, Chinese Acad. of Sci., Beijing, CHN) ,  JIANG Y. H. (Inst. of Physics, Chinese Acad. of Sci., Beijing, CHN) ,  AIET-MANSOUR K. (Swiss Federal Lab. for Materials Testing and Res., Thun, CHE) ,  AIET-MANSOUR K. (Ecole Polytechnique Federale de Lausanne, Lausanne, CHE) ,  RUFFIEUX P. (Swiss Federal Lab. for Materials Testing and Res., Thun, CHE) ,  GAO H.-J. (Inst. of Physics, Chinese Acad. of Sci., Beijing, CHN) ,  FASEL R. (Swiss Federal Lab. for Materials Testing and Res., Thun, CHE)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 114  号： 14  ページ： 6646-6649  発行年： 2010年04月15日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Au(111)表面での4,4’-ビフェニルジカルボン酸(BPDA)の自己集積化について,in situ超高真空走査トンネル顕微鏡(STM)によって研究した。Au(111)表面に約0.3分子層のBPDAを真空蒸着した後,STMによって各種の規則的多孔相と密に充填されたアイランドを観察した。段階的に4角形の空孔間の距離が増加する3種類の開かれた網目構造の存在を確認した。実験と密度汎関数による理論的計算による研究から,この2次元(2D)多孔質網目構造がカルボキシル基の間の各種の水素結合とvan der Waals相互作用によって安定化されることを示した。環状4量体構造と半環状3量体構造の水素結合形成によって開かれた網目構造中でキラリティーが誘起されることがわかった。密に充填されたアイランドと開かれた網目が共存することから,分子-基板間相互作用を考慮する必要があり,すべての相が準安定的であると考えられる。

シソーラス用語： *立体異性 ,  *ネットワーク構造 ,  金 ,  *表面構造 ,  自己集合 ,  その場観察 ,  走査型トンネル顕微鏡 ,  真空蒸着 ,  *モルフォロジー ,  二次元 ,  多孔質体 ,  水素結合 ,  van der Waals力 ,  *蒸着膜 ,  *芳香族カルボン酸 ,  密度汎関数法 ,  カルボキシ基
準シソーラス用語： カルボキシル基

分類 (2件)： 有機化合物の薄膜  (BK14070L) ,  顕微鏡法  (BK01040E)

物質索引 (1件)： 4,4′-ビフェニルジカルボン酸

タイトルに関連する用語 (3件)： 水素結合 ,  キラル ,  ビフェニルジカルボン酸