抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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標記にはアナログ出力式とディジタル出力式がある。共に在来の機械式よりもプリント配線板を用いたシステムへの組込みが容易だが精度にばらつきが多いことが欠点である。しかし適切な較正を行えば機械式と同等の精度を実現できる。入力値の解析には通常はAllan分散法を使用する。その原理とこれを用いた4段階の調整手順を説明した。1)ピボット点を選んで付属のねじで固定する。2)機械的な2停止点を設定する。3)ジャイロスコープが円滑に回転するようにピボットを調整する。4)独立したセンサを用いて変位角度を測定する。回転プラットフォームには加速度計の原理を用いた傾斜計ADIS16209等が利用できる。正確な較正を行うには,電源投入後は温度が安定するまで待つ,最初の停止位置に保持して計測を開始し次の停止位置でサンプリングを行う,等の注意を要する。
