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J-GLOBAL ID：201002251999861232   整理番号：10A1375652

レーザアブレーションと原子蛍光分析の連結: 魚鱗小部分の水銀分析を用いた実例

Coupling Laser Ablation and Atomic Fluorescence Spectrophotometry: An Example Using Mercury Analysis of Small Sections of Fish Scales

著者 (3件)： BEAUDIN Luc (Inst. Maurice-Lamontagne, Fisheries and Oceans Canada, Quebec, CAN) ,  JOHANNESSEN Sophia C. (Inst. of Ocean Sci., Fisheries and Oceans Canada, British Columbia, CAN) ,  MACDONALD Robie W. (Inst. of Ocean Sci., Fisheries and Oceans Canada, British Columbia, CAN)
資料名： Analytical Chemistry  (Analytical Chemistry)
巻： 82  号： 21  ページ： 8785-8788  発行年： 2010年11月01日 
JST資料番号： A0395A  ISSN： 0003-2700  CODEN： ANCHAM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 冷蒸気原子蛍光分析(CVAFS)およびレーザアブレーションを組み合わせた水銀の新規な高感度分析技術を開発し,魚類の鱗に応用した。試料の鱗を超音波水槽中で洗浄したのち,2枚の顕微鏡スライドガラスではさんで乾燥した。レーザーアブレーション系ではアルゴンを通した。1個の試料について数点の位置で500μm×500μmの面をアブレートした。アブレート物は金被覆石英砂トラップに捕集した後,冷蒸気原子蛍光分析により測定した。分析計は0~450pgの水銀に対して直線的な応答を示した。検出限界は1.5pgHgであった。本法は同一の鱗から多重試料の分析が可能であり,魚鱗の年輪は環境水銀における空間及び時間的な蛍光を優れた分解能で推論できた。クジラのヒゲ,殻,爪,毛,歯,木材及び氷縞堆積物などの媒体に適用できた。

シソーラス用語： *レーザアブレーション ,  *鱗 ,  ベニザケ ,  標準偏差 ,  *原子蛍光分析 ,  *水銀 ,  痕跡量成分 ,  定量分析 ,  分解能 ,  検出限界
準シソーラス用語： *魚鱗

分類 (1件)： 有機物質中の元素の物理分析  (CC03032S)

タイトルに関連する用語 (5件)： レーザアブレーション ,  原子蛍光分析 ,  魚鱗 ,  水銀 ,  分析