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J-GLOBAL ID:201002252008109860   整理番号:10A0756822

海洋コンクリート構造物の最新の防食技術〈塩害による劣化機構と電気防食工法〉

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資料名:
巻: 52  号:ページ: 42-46  発行年: 2010年08月01日 
JST資料番号: G0858A  ISSN: 0385-9894  CODEN: HAGIB  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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塩害による海洋コンクリート構造物の劣化機構を解説するとともに,最近注目されている電気防食法について紹介した。塩害は,海砂などに含まれる塩化物イオンがコンクリート中の鉄筋の不動態を破壊して腐食する現象である。鉄のさび層は多孔質のため,厚く生成しても腐食を抑制効果はなく絶えず進行する。錆は鉄筋より大きな体積を占めるので,その膨張圧がコンクリートのひび割れと剥離を引き起こし,腐食進行を促進させる。コンクリート中の鋼材の腐食は,塩分,酸素,水を因子とする腐食電池により進行する。従来の塩害対策工法は,断面修復工法や表面被覆工法など対症療法的な対策であった。電気防食工法は,コンクリート構造物中の鋼材表面に直流電流を供給することで電気化学的に腐食反応を抑止する工法であり,多量の塩分を含有した場合でも防食が可能などの利点がある。電気防食システムの構成は,直流電流供給装置と分配装置,防食効果モニタリング装置等からなる。本工法では,鋼材の導通,陽極・鋼材間の絶縁が重要なポイントとなる。
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分類 (3件):
分類
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その他の海洋土木  ,  コンクリート構造  ,  防食 

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