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J-GLOBAL ID:201002252079455646   整理番号:10A1197857

国際協力による理科教員の第3国研修に関する研究-フィリピンにおけるケニア理科研修指導者対象の研修調査より-

Study on the Third Country Training for science teachers in intemational cooperation: Research on the training for Kenyan teachers in the Philippines
著者 (1件):
資料名:
巻: 51  号:ページ: 65-75  発行年: 2010年11月05日 
JST資料番号: L6042A  ISSN: 1345-2614  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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日本の理科教育における国際協力プロジェクトでは,協力対象国の研修指導者を日本以外の国で行う第3国研修として,アフリカの理科教員研修指導者を東南アジアで研修を行っている。本研究では,ケニア理科教員研修指導者のフィリピン大学国立理数科教育開発研究所での研修を取り上げた。第3国研修の利点と考えられる,費用対効果面での利点を持つか,研修の運営内容面で利点を持つか,研修実施機関の能力向上につながっているか,について明らかにした。調査は,2008年1月にフィリピン研修時の観察,インタビュー,質問紙調査,2008年8月にケニアでの研修観察,インタビューを行った。調査の結果から,研修は安価であり,受講者は,研修全体,研修講師,研修リソースについて評価が高い。また,研修受講者は帰国後に,教育方法の改善,教材の活用,コンピュータの活用の面において研修成果を活用している。このため研修は,コストパフォーマンスがよいと言える。研修の運営実施面では,英語によるスムーズな講義と運営が行われ,十分な運営スタッフを有する利点があるため,日本での研修に比べ利点を持つ。また,日本の国際協力プロジェクトで購入された器具や作成された教材を研修で活用しており日本の援助の再利用につながっている。さらに研修実施機関は研修経験を積み,円滑な研修運営ができ,経済面での利点があり,ケニアに関して理解し研修内容を改善してきており,今後も国際協力のリソースとして活用できる能力向上をもたらした。一方,教材と現職教員研修に関する研修内容の向上を課題として指摘した。(著者抄録)
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分類 (1件):
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科学技術教育 
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引用文献 (23件):
  • 1) 国際協力機構(JICA)の基礎教育協力の重点分野は,初等中等教育の贔的拡大と質の向上. ジェンダーギャップ改善, ノンフォーマル教育促進,教育マネジメント改善であるが.「日本の理数科教育協力~JICAの取り組み~」http://www.jica.go.jp/activities/issues/education/pdf/sciencemath_j.pdf (閲覧日: 2009.10.7) によれば, 2005年度実施の基礎教育の技術協カプロジェクト33の内,理科と数学を対象とする理数科教育協力は22プロジェクトであった.そこでは.教員研修を中心とし学習者中心の教授法の導入,指導案の作成や教材準備の技術を教員に身につけてもらう,授業研究の手法を取り入れることを行っている.なお, JICAの示す理数科教育とは理科や数学の教科を含むものである.
  • 2) 外務省:「政府開発援助大綱」,平成15年8月29日, http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/taikou/taiko_030829.html (閲覧日: 2009.10.7) 国際協力機構:「独立行政法人国際協力機構中期計画(第2期)」, http://www.jica.go.jp/about/jica/pdf/chuki_keikaku02.pdf (閲覧日: 2009.10.7)
  • 3) 国際協力機構: 「JICAの取り組み南南協力」, http://www.jica.go.jp/activities/issues/ssc/approach.html(閲覧B:2009.10.7)
  • 4) 外務省: 「横浜行動計画 別表」http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/ticad/tc4_sb/pdfs/yokohama_bh.pdf(閲覧日: 2009.10.7)
  • 5) 国際協力機構:「外部機関による評価 特定テーマ評価「南南協力」報告書」, 2006. http://www.jica.go.jp/activities/evaluation/tech_ga/after/theme.html(閲覧日:2009.10.7) 山田真美:「南南協力支援の課題,取り組み,改善策,-「日本-チリ・パートナーシップ・プログラム」の事例から-」,国際協力研究, 21(2).2005
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