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J-GLOBAL ID:201002252175022050   整理番号:10A0488405

空間分析は隣接する針葉樹林と皆伐した生態系間の土壌微生物群集の相互作用における差を明らかにする

Spatial analysis reveals differences in soil microbial community interactions between adjacent coniferous forest and clearcut ecosystems
著者 (6件):
資料名:
巻: 42  号:ページ: 1138-1147  発行年: 2010年07月 
JST資料番号: D0628A  ISSN: 0038-0717  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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森林の管理が土壌微生物群集の相互作用に対しどのように影響するかに関する知識は,森林生態系の完全な理解に必要である。本研究では,4.57×36.58mの長方形の格子の幅で,隣接する針葉樹林と皆伐地の土壌微生物群集,植生の特徴および土壌の物理化学的性質を調査した。土壌から抽出したリン脂質脂肪酸に基づくと,総微生物バイオマス,糸状菌およびグラム陰性菌は森林に比べ皆伐した場所で顕著な減少が見られた。微生物群集の変化と同時に,皆伐した場所で土壌の大団粒の安定性低下が起こったが,土壌pHと有機物含量には有意差が認められなかった。空間自己相関がサンプル間で明白であった(パッチサイズ)範囲が皆伐した場所で分析した全ての微生物グループで大きいことが,バリオグラムによって示唆された。全体として,森林では空間構造がほとんど無いことによって解決されるであろう。近くのマトリックス変数の主要な座標を用いた分解の変動によって,土壌団粒の安定性と植生の特徴が顕著な微生物群集の全体のプロットを含む分析における空間変動を説明できることを示唆した。皆伐地と森林を別々に分析したときには,異なる環境変数(森林におけるpHおよび皆伐地における土壌有機物)が土壌微生物群集の変動を説明することを見出したが,この変数は空間の相互作用とはほとんどみなされなかった。微生物群集の異なる組成によって説明されるほとんどの微生物変動は,分析した他の要因によるよりも空間スケールで起こっていた。糸状菌は森林エリアにおける細菌の変動の50%以上を説明できたが,皆伐地では11%未満であった。反対に,皆伐地ではAMFの顕著な変動が見られたが,森林や細菌では見られなかった。これらの結果は,2つのシステムにおける土壌微生物群集構造の異なる制御を示唆する。筆者らは,土壌微生物群集において質的,定量的および空間的分布の差に信頼できるメカニズムとして,糸状菌の機能グループの変化を示す証拠の多様な道筋を示す。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
土壌生物  ,  森林生物学一般  ,  生態系 

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