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J-GLOBAL ID:201002252261355479   整理番号:10A1380428

Bip過剰発現はHepG2肝細胞で脂肪酸誘導小胞体ストレスおよびアポトーシスを抑制するが,CHOP阻害はしない

Bip overexpression, but not CHOP inhibition, attenuates fatty-acid-induced endoplasmic reticulum stress and apoptosis in HepG2 liver cells
著者 (7件):
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巻: 87  号: 23-26  ページ: 724-732  発行年: 2010年12月18日 
JST資料番号: B0699B  ISSN: 0024-3205  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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この研究では,小胞体ストレス(ERストレス)の緩和が,脂肪酸(FFA)誘導アポトーシスからHepG2細胞を保護するかを検討した。ヒト肝細胞系HepG2細胞を,パルミチン酸ナトリウム(Pa)またはオレイン酸ナトリウム(Ol)曝露した。HepG2細胞のアポトーシスおよびERストレスは,フローサイトメトリー,リアルタイムRT-PCRおよびウエスタンブロットにより分析した。ERシャペロン免疫グロブリン重鎖結合蛋白質(Bip)をコードする,発現プラスミドを,ERストレスを低下するため,HepG2細胞にトランスフェクトした。小干渉RNA siCHOPを用い,C/EBP相同蛋白質(CHOP)の発現をHepG2細胞でノックダウンした。Paは用量に依存してHepG2細胞で細胞毒性とアポトーシスを誘導し,eIF2αの燐酸化増加,IRE1αとCHOPのアップレギュレーションにより示されるように,ERストレスも誘導した。Bip発現量は,Pa処理後に僅かにダウンレギュレートされた。不飽和脂肪酸,OlはHepG2細胞でアポトーシスも,ERストレスも誘導しなかった。Bipの過剰発現は,Paが誘導するERストレスを緩和し,Paが仲介するアポトーシスを有意に低下し,肝細胞の脂肪毒性に対するERストレスに必要性を示した。CHOPのsiRNAが仲介する低下は,Pa誘導アポトーシスを保護しなかった。ERストレスは,パルミチン酸の細胞毒性に必要であるが,CHOPのみの阻害は,パルミチン酸が誘導するアポトーシスの防止に十分でない。この所見は,高い濃度の脂肪酸(FFA)が誘導するアポトーシス機構の詳細な理解を進歩させる。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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細胞生理一般  ,  生物学的機能 
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