抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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現代のオフィス作業は,PC作業を主体としながら,記帳や資料整理などの書類作業も多い。このため,両作業時の身体負担を軽減するPC機器配置と机面条件を実験により求めた。PC作業時には,アームレストを3°,キーボード面を10°前傾させ,座面からキーボード前端までの高さを180~260mmにすることで,肩と上肢の筋負担が軽減した。また,文章入力と表計算作業では,ディスプレイの前後距離を変えることで,頚部の負担が軽減した。一方,記帳時には机面前端高をPC作業時より60~80mm高くし,机面を10°程度後傾させることで視認性が向上し,上肢負担が軽減した。以上のPC作業と記帳のそれぞれの机面条件を独立した2枚の机面で実現し,一方を引き出すと他方が後退する連動二段机を開発した。本机によれば,頭頚部の前傾および肩の挙上を防止でき,頚肩部の筋負担を軽減できることを確認した。(著者抄録)